シュガー・レイ・ロビンソン

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シュガー・レイ・ロビンソン（Sugar Ray Robinson、1921年5月3日 - 1989年4月12日）は、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身の伝説的なプロボクサー。

本名はウォーカー・スミス・ジュニア（Walker Smith Jr.）。元世界ミドル級および世界ウェルター級チャンピオン。戦績175勝(109KO)19敗6分け。

そのスタイリッシュで画期的なファイトスタイルは、モハメド・アリ他、後代のボクサーに多大な影響を与えた。1940年代半ばにおいて、すでに現代のボクシング技術と比しても遜色のない、ジャブ、左フックのダブル・トリプルコンビネーションなどを当然のように駆使した技術的先進性。アリやシュガー・レイ・レナードの先駆けともいえる華やかなスター性。そして同時代に生きた膨大な数の強敵・強豪・宿敵たちと悉くグローブを交えてそのほとんどを打ち破り、歴史に残る数々の名勝負、芸術的ノックアウトシーンを実現した圧倒的実力。いずれをとってもボクシングの歴史上、唯一無二の存在であり、古今東西通じて最高のボクサーとの評価揺るぎなき「オールタイム・パウンド・フォー・パウンド」である。特に「ブロンクスの雄牛」と呼ばれた世界ミドル級チャンピオン、ジェイク・ラ・モッタとの激闘は有名で（対戦成績6戦5勝）、ロバート・デ・ニーロの熱演で知られる映画「レイジング・ブル」で、その激闘が描かれている。