シーマスターX
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シーマスターXは、1999年に山佐が開発・販売したパチスロ機である。
[編集] 概要
本機の筐体を当時初めて見た人は、誰もが驚かずにはいられなかったであろう。パチスロのリールといえば、今までは3本しかないのが常識だったにも関わらず、本機はなんと4本。しかし、ストップボタンは3個しかないことに、「じゃあ4つ目のリールは一体…」と疑問に思うプレイヤーも多かったようだ。本機が、業界初の4thリール搭載マシンである。そして以降、同社の4thリールはテトラリールと呼ばれるようになる。
本機はテトラリールにより小役告知(一部小役告知にならない絵柄もあり)を行い、ハズレるともちろんボーナス確定で、時には派手なリールアクションの果てに、衝撃の停止音とともにボーナス、ビッグボーナス確定を告知する。
ビッグボーナス中は、リプレイ上段受けのリプレイはずしだけはビタ押しが必要だが、それ以外は比較的簡単で初心者もプレイできるゲーム性になっている。
4thリールの登場でパチスロ界は演出を意識するようになり、演出効果の進化が一気にスピードアップした。以降、他社においても4thリールマシンが多数輩出され、後に5thリールなども登場し、液晶が登場した後においても演出効果の一角を担ったぐらいである。
ちなみにレギュラーボーナス中は、チェリー付きBARの下の蜜柑を狙うとジャックインゲームにも関わらず取りこぼしが発生するので、注意が必要である。