ジッター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジッター (Jitter) とは、電気通信などの分野において、時間軸のずれの事を指す。また、それによって生じる映像などの乱れのこと。語源は、英語でいらいらする、の意。
例えば、コンパクトディスク (CD) の読み書きにおいて起こることがあり、音楽CDの場合、音質の低下の原因となる。また、これは発振機の精度による問題のため、ハードウェアやメディアの品質を向上させることによって改善することが出来る。
また、アナログ方式のビデオテープレコーダーの場合、再生時に画面の縦線の揺れや縞模様等になってあらわれるが、これは主にテープへの機械的振動などが原因となっている。このような揺れを吸収するために、機械的に振動を抑制するスタビライザーやバルジ(隆起)機構などを設けるなどする。電気的にはTBC(タイム・ベース・コレクタ)を使い、時間的揺れを補正する方法がある。