ジャッキー・メイソン
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ジャッキー・メイソン(Jackie Mason 1931年6月9日 - )はアメリカのスタンダップコメディアン。主にポリティカル・コレクトネスを揶揄した芸風により、ユダヤ人の間で人気が高い。
ウィスコンシンのユダヤ人の家庭に生まれる。本名ジェイコブ・マーザ。25歳でラビとなったが、コメディアンになるため3年で辞職。
かつてエド・サリヴァンに中指を立てたかどでサリヴァンから不興を買ったが、メイソンはこれを誤解と主張し、サリヴァンを名誉毀損で訴えて勝訴した。
1991年、ニューヨーク市の黒人市長デイヴィッド・ディンキンズを「髭を生やしたお洒落なシュヴァルツ(Shvarts)」と呼び、黒人団体から抗議を受けた。シュヴァルツとはイディッシュ語で単に黒人という意味だとメイソンは釈明したが、黒人団体はこの語を蔑称と主張、のちにメイソンは謝罪した。また、同性愛者を公然とフェイゲレ(Feygele; イディッシュ語で「おかま」)と呼び、物議をかもしたこともある。
メイソンは熱心なシオニストで、イスラム教をテロリズムの温床として批判している。エルサレム分割に反対する団体"一つのエルサレム"の創設者の一人でもある。
2005年11月からTVトーク番組"ジャッキー・メイソン・ショー"のホストを務めている。