ジャンヌ・ド・ブルゴーニュ (ブルゴーニュ公女)
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ジャンヌ・ド・ブルターニュ(Jeanne de Bourgogne, 1293年 - 1348年12月12日)は、フランス王フィリップ6世の王妃。ブルゴーニュ公ロベール2世とフランス王女アニェスの次女。姉マルグリットはルイ10世の妃。
1313年6月、フィリップ・ド・ヴァロワ(後のフィリップ6世)と結婚。フィリップは1315年から1328年までメーヌ公で、1325年からヴァロワ・アンジュー伯でもあった。
2人の間にはジャン(のちのジャン2世)とオルレアン公フィリップが生まれた。
知的で強い意志の持ち主で、ジャンヌは夫が百年戦争の戦闘で不在時に摂政として采配をふるった。
1348年、黒死病で死去。
1361年、ジャンヌの甥の子ブルゴーニュ公フィリップ1世が嫡出子なしに死ぬと、ブルゴーニュ公家の男系が断絶した。次のブルゴーニュ公に縁者のなかから誰を選ぶかが問題となり、ジャンヌの姉マルグリットの孫にあたるシャルル・デヴルー(ナバラ王カルロス2世)が最も年長であったが、結局ジャンヌの長男ジャンが一時王領にした後、四男フィリップ豪胆公に与えた。