ジュリアン・ベシア
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ジュリアン・ベシア(Julian Bashir)はSFテレビドラマ『スタートレック』シリーズの『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』に登場する架空の人物。アレクサンダー・シディグが演じた。日本語の声優は第5シーズンまでが藤原啓治、第6シーズンからが 中村大樹、『新スタートレック』ゲスト出演時は家中宏。宇宙艦隊医療アカデミーを次席で卒業後、ディープ・スペース・ナインに医療主任として赴任。赴任時は中尉。後に大尉。
女好きで、若者らしい経験のなさ、配慮のなさを見せる新人士官として登場。しかし患者に向き合うときは真摯で熱心な医師に変身する、優秀な艦隊医療士官である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
彼は幼少時に遺伝子操作を受けた強化人間である。スタートレックの世界では1996年に終結した優生戦争以後、遺伝子操作が禁じられており(『宇宙大作戦』第15話『宇宙の帝王』及び劇場用第2作『スタートレックII カーンの逆襲』参照)、それが露見した際に罪に問われ免職されそうになる。しかし遺伝子操作治療が幼少時に本人の意思とは無関係に行われたこと、父親がすべての責任は自分にあると訴えたこともあり、父親が刑務所に6ヵ月収監され、本人は艦隊に残ることが出来た。ドミニオンとの戦闘の際にジェムハダーを倒したりベンジャミン・シスコ大佐曰く「バルカン人と渡り合える」といった点を考慮すると身体能力はクリンゴン人並のようである。
遺伝子操作された事を隠す意味もあって、医科大学を卒業する際、テストの簡単な部分をわざと間違えて(目立たない様に?)2位になっている。 DS9の機関チーフ『マイルズ・オブライエン』少尉と親友になり、世界大戦当時やアメリカ西部開拓時代のホロスイートをプレイしていた(一人ではスパイ映画をプレイしている)。 クワークのバーで仲間とダーツに興じる事も多いが、遺伝子強化で目と腕のコントロールも強化されている事がばれて以来、彼だけ柱の影などからプレイする事になった。
後年、DS9に配属された『U.S.S.ディファイアント』にも乗務、負傷者の治療に腕や知識を振るっている。
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[編集] 姓
ベシア(Bashir)
[編集] 名・中間名
ジュリアン・サバトイ (Julian Subatoi)
- 幼名はジュールス(Jules)(遺伝子操作治療以降、自ら捨てる)
[編集] 出身
[編集] 種族
[編集] 国籍
[編集] 職業
宇宙艦隊士官(ディープ・スペース・ナイン医療主任)
[編集] 経歴
- ディープ・スペース・ナイン(DS9) 医療主任
[編集] 家族
- リチャード・ベシア(Richard Bashir)(父)
- アムシャ・ベシア(Amsha Bashir)(母)
[編集] 外部リンク
- Biography スタートレック公式サイト内(英語)