ジュリア (ソング)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジュリア(Julia)は、1968年に発表されたザ・ビートルズのアルバム『ザ・ビートルズ』(通称ホワイト・アルバム)に収録された曲。
ジョン・レノン作だが彼としては珍しく一人で録音した曲である(ただし録音にあたってはポール・マッカートニーの協力を得ている様子がザ・ビートルズ・アンソロジー3に収録されている)。曲の中に出てくるジュリアとはジョンの母親(ジョンの幼少期に交通事故で死亡)の名前で母にささげた歌と思われるが、歌詞のくだりに「Julia, Julia, Ocean Child...(ジュリア、ジュリア。大洋の子。)」と出てくる。その部分を無理に訳すると「洋子」となるので実は当時は恋人で後に夫人となるオノ・ヨーコにささげた曲である(オノ・ヨーコがジョンに自分の名前の意味を「Ocean Child」であると教えたことによる)。
この曲はこのアルバムの収録曲の中で一番最後に録音された曲である。