ジョブコーチ
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ジョブコーチ(job coach)とは、障害者の就労に当たり、出来ることと出来ないことを事業所に伝達する者を指す。一見障害者には見えない発達障害者の就労で多用される。資格は特にないが、福祉に関心のある者が、短期講習で養成される場合が多い。
[編集] ジョブコーチの活動の例
A社では、就業規則で、10年勤続すれば、部下を持たなければならないと定められていた。
軽い知的障害のあるBは、手先は器用であるため、与えられた部品組み立ての単純作業を丹念にこなし、10年間勤め上げた。しかし、A社は、就業規則に則り、Bに対し、管理職に就くことを要求。Aが断ると、就業規則違反を理由に、解雇しようとした。
ジョブコーチが間に入り、Bは手先を動かすことは人並み以上に出来るけれども、健常者の仕事を管理することまでは出来ない旨をA社に説明し、A社も納得した。