ジョルジュ・レイグ級駆逐艦
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ジョルジュ・レイグ級駆逐艦はフランス海軍が大戦型駆逐艦の後継艦として建造されたトゥールヴィル級駆逐艦が大型で予算を圧迫していた為に、ほぼ同等の装備で小型化を狙った汎用駆逐艦。駆逐艦とされているが、フランス海軍ではフリゲートとされている(船体記号は駆逐艦を意味するD)。当初は12隻の計画だったが、予算の都合により7隻が1979年から1990年の長い時間をかけて建造された。4番艦以降は若干電子装備が変更され排水量が増加している。
ジョルジュ・レイグ級駆逐艦の船体をベースにして、エリア防空用にスタンタードSAMを搭載したカサール級駆逐艦(DDG)が2隻建造されている。
[編集] 要目
- 基準排水量 3,550t(後期艦3,680t)
- 全長 139m
- 全幅 14.9m
- 喫水 4.1m
- 機関 ディーゼル/ガスタービン(CODOG)2軸
- 最大速度 30kt
- 主兵装
- MM38 エグゾセ(3番艦以降はMM40)単装発射機 4基
- クロタル単SAM 8連装発射機 1基
- 100mm55口径単装速射砲 1基