スズキ・バーディー
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バーディー(Birdie)はスズキが販売している、ビジネス用オートバイである。シリーズ車種として排気量やエンジン別に数車種が製造されていたが、現在は2車種のみに統合されて販売されている。
ライバルは当然、世界のビジネスバイクをリードするホンダ・スーパーカブである。
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[編集] バーディー50
1973年に製造を開始し、長い間2ストロークと4ストロークの異なるエンジン仕様車を同時に発売し続けていたが、2004年11月にフルモデルチェンジを行い、4ストロークエンジンのみに統一した。
現在のモデルは耐久性や使い勝手を優先して設計しており、これまではリアフェンダーとフレームが金属製で一体化しておりフェンダーの腐食によりフレームまで使えなくなっていたが、パイフフレームと樹脂製リアフェンダーに分離してフレームの耐久性を向上させた。そのためスタイルは他社のモデルとは大きく異なっている。
なお現在のモデルでは一般仕様の他に、90の足回りを流用しキャストホイールなどを装備した重荷仕様や、さらに大型フロントバスケットとリアキャリアまで装備した新聞仕様も販売されている。
[編集] バーディー90
50同様に2ストロークと4ストロークのエンジン仕様が並売されていたが、2001年のモデルチェンジで4ストローク88ccのエンジンに統一された。このモデルは郵政仕様車と車体構成が同一であったが、差別化を図るためビジネスモデルとしては初めてキャストホイールを採用し、これによりチューブレスタイヤを履かせる事が可能になったため、従来よりも格段にタイヤ選択の余地を増やした。またカブでは別売りとなっているタンデムシート(ピリオンシート)を標準装備した。
2006年にはフルモデルチェンジを受け、車体構成は先に変更されたバーディ-50とほぼ同一となったが、先代からのキャストホイールとタンデムシートはそのまま受け継がれている。