スティーブン・A・クーンズ賞
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スティーブン・A・クーンズ賞( - しょう、英称:The Steven A. Coons Award、略称:クーンズ賞)は、アメリカコンピュータ学会が主催する世界的なCGグラフィクスのコンファレンスSIGGRAPHが、研究者を対象に設けている3つの賞のひとつである。他の2つは、CG技術と業績に対するCGアチーブメント賞と、若手研究者向けのシグニフィカント・ニューリサーチ賞である。クーンズ賞はこの中で最も重要な賞とされており、コンピュータグラフィックス界のノーベル賞とも呼ばれる。
[編集] 受賞者
授賞は2年間に1人に与えられる。
第1回の受賞者は、CG の生みの親と言われる Ivan E. Sutherland であった。第2回の受賞者は、ベジエ曲線の考案者として著名な Pierre Bezier 、またアニメーション制作会社ピクサーの創始者カトマルなどが含まれている。
2005年、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授の西田友是が選ばれ、CG の国際会議・展示会『シーグラフ2005』で授賞式が行われた。 12人目の受賞者であり、アジア地域からの受賞も初めてである。
なお、これまでの受賞者リストは以下のようである。
- Ivan E. Sutherland
- Pierre Bézier
- Donald P. Greenberg
- David C. Evans
- Andries van Dam
- Edwin Catmull
- Jose Encarnação
- James D. Foley
- James F. Blinn
- Lance Williams
- Pat Hanrahan
- 西田友是