スベリ
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スベリ
[編集] 囲碁
囲碁におけるスベリとは盤面の辺で打たれる手のひとつを指す用語。
盤面の辺において2線以上の位置に黒と白の石がある状況で、相手側の石の方向へ、つまり相手の地になりそうなところに、自分の石を滑り込ませるように打つ手のことを指す。具体的には1線以上低い位置でかつ自分の石から相手の石の方向に一間以上離れた位置に打つ手を指す。打つ位置によってはケイマやオオゲイマと同義になる。普通コスミの手はスベリとは呼ばない。
スベリのなかでもサルスベリはその受け方と合わせてよく知られている。
[編集] パチスロ
パチスロ機は、プレイヤーがストップボタンを押した時に当たり役が成立していればその役を、外れていれば当たり役を揃わないようにリールを制御している。その為、プレイヤーがストップボタンを押した時にリールが停止するまでの時間差を滑ったように感じられる時がある。これがスベリである。
ボーナスゲームに当選した時などにボーナス絵柄や、リーチ目絵柄の4コマ以内でストップボタンを押すと、それらの絵柄がグッと引き込まれたように揃う。スベリを売り物にした機種もあり、特有の興奮を与える演出といえる。又、メーカーもボーナス告知と相まってプレイヤーの射幸心を煽る重要な演出と考えている。なお、特定のフラグが立ったときだけ絵柄を揃えるために最大限(4コマ)スベらせる制御方式(コントロール方式)と全てのリールで全ての役の成立に対して何コマスベらせる、あるいはその場で止めるということを決めている制御方式(テーブル方式)とがあり、最近の機種はほとんどが後者である。