セーフライト
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セーフライトとは、暗室において写真の画像を印画紙に焼き付ける際に使用する光もしくは光を発生させる装置のことである。
通常の電球を使い、前面に付けるセーフグラスで特定の波長に変えて使用するタイプのセーフライト以外に、あらかじめ電球に着色した「暗室用電球」もある。
印画紙は特定の波長の光に対しては感光しない性質を持っており、印画紙の説明書に記載されている適切なセーフグラスを使用する。
テレビドラマなどで暗室が描かれる場合、赤い光の下で作業しているが、これはモノクロ一般・多階調印画紙用のセーフライトの色である。
一般に、号数紙よりも多階調印画紙の方がセーフライトの影響を受けやすい。
パンクロ印画紙では暗緑色のセーフグラスを使用する。
カラー印画紙用のセーフグラスはモノクロ印画紙用よりも明るさが暗く、作業性は落ちる。
壁面に掛けて使用できるタイプのものもある。
セーフライトには指定されたワット数の電球を使用する。あまり大きなワット数の電球を使用すると明るくはなるが、印画紙に感光する危険性が高くなる。また使用する際には、印画紙をセーフライト下に数分~10分程度放置し、その印画紙が感光していないことを確認することにより セーフライトの安全性を確かめることができる。
広い暗室用に直接照明ではなく、天井面を介した間接照明で照射するタイプのセーフライトもある。この場合、狭い暗室で使用すると印画紙に感光する 可能性があるため注意が必要である。