チェリオ (飲料)
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チェリオは、株式会社チェリオコーポレーションによって製造、販売されている日本の炭酸飲料である。1963年販売開始。
正式名称は「チェリオグレープ」や「チェリオオレンジ」「チェリオアップル」などで、チェリオという単独の名前の商品は無い。元々は日本セブンアップ飲料他、セブンアップのボトラーがコカ・コーラのファンタの成功を見てアメリカで販売されていたハウディを日本風にアレンジして発売したのが始まりである。その関係からかつては瓶入りのチェリオが駄菓子販売店などで、セブンアップと並んで売られていた。酒屋などの飲料を販売するところも取り扱っていた為、コカコーラなどが清涼飲料の種類を充実させるまでの間、牛乳等と並び、銭湯の定番飲料の一つでもあった。近年、種類も増え、缶やペットボトル入りのものが主流となっている。瓶入りのチェリオは、オレンジ・グレープ・アップルが従来の296ml瓶で、イチゴソーダ・メロンソーダが200ml瓶で中部地方のみ販売されている。
昭和50~60年代ころまでは、各地の駄菓子やでそのチェリオシリーズが値段の安さも相まって部活帰りの中学生や高校生たちによく飲まれていた。以前はオレンジなどの柑橘系だけでなく、ミルクコーヒーなども瓶入りで発売されていた。