コカ・コーラ
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コカ・コーラ (Coca-Cola) は、コーラの名称、又は、それを製造販売するアメリカの The Coca-Cola Company (ザ コカ・コーラ カンパニー,NYSE:KO)のことである。日本法人は日本コカ・コーラ株式会社。コカ・コーラの別称"Coke"(コーク)も商標登録されている。
種類 | 株式会社 |
本社所在地 | 150-0002 東京都渋谷区渋谷4-6-3 |
電話番号 | 03-5466-8000 |
設立 | 1957年6月25日 |
業種 | 食料品 |
事業内容 | 清涼飲料の製造販売 |
代表者 | 代表取締役社長 ダニエル・H・セイヤー (Daniel H.Sayre) |
資本金 | 36億円 |
従業員数 | 495人(2006年7月末現在) |
主要株主 | The Coca-Cola Export Corporation. (※The Coca-Cola Companyの子会社。全額出資している) |
主要子会社 | コカ・コーラナショナルセールス株式会社 コカ・コーラナショナルビバレッジ株式会社 コカ・コーラビバレッジサービス株式会社 株式会社エフ・ヴィ・コーポレーション 日本国内ボトラー各社 |
特記事項:日本法人設立時の会社名は「日本飲料工業株式会社」で、1958年に現社名に |
目次 |
[編集] 概略
コカ・コーラは世界的に有名であるのみならず、ペプシコーラやマクドナルドと並んで「アメリカ合衆国」を象徴する存在の一つですらある。発祥の地はジョージア州アトランタ。現在も本社はアトランタにあり、敷地内にある "World of Coca-Cola" という博物館には多くの観光客が訪れる。博物館では世界各国のコカ・コーラの味が比較できる。
その原液は、アメリカで調製されて世界中に広く輸出されており、世界各地のボトリング会社によってコーンシロップ、砂糖などで薄められ、更に炭酸水で割られて、瓶詰め・缶詰めされ販売される。風味はトップシークレットの香料7xと柑橘系およびスパイス系のフレーバー7~8種類程度の配合によるものと言われる。このレシピのことを「フォーミュラ」と呼ぶ。フォーミュラは1984年のカンザス計画によって1度だけ変更されたが、抗議運動により3ヶ月で元に戻されて以降は変更されていない(コカインとカフェイン量を除く)。コカ・コーラ社のフォーミュラは非公開であるが、真偽不明の情報がしばしば出回っている。かつてそれを基にしてOpen Colaという製品が作られたが、コカ・コーラの味を完全に再現することはできなかった。
オリンピックやFIFAワールドカップの公式スポンサーである。
[編集] 誕生秘話
19世紀末期アメリカでは客の注文に応じてのみ薬や飲料水を調合して飲ませるソーダ・ファウンテンを併設する薬局が流行っていた。当時はどんな病にも効くという万能薬が良く売れ、薬剤師たちはより効果のある万能薬の開発を競い合っていた。ジョージア州アトランタのジョンS.ペンバートン (John Pemberton)は1886年、フレンチ・ワイン・コカという精力増強や頭痛の緩和に効果のあるシロップを開発した。南北戦争に敗北し負傷したペンバートンはモルヒネ中毒になっており、コカインでモルヒネ中毒を治療できないかとコカインを入れた。ペンバートンはそれを水で希釈して飲むように指示していたが、ある日店員が水ではなく炭酸水で割って客に出したのが美味と評判になり、これがコカ・コーラの原型となった。このため、製造当初は成分の中にコカインが含まれていた。
[編集] シェア拡大の背景
- 当初はコカインが入っていたためよく売れ、麻薬の意味の 「ドープ (dope)」と呼ばれていた。1903年、アメリカ国内でのコカイン販売が禁止されてからはコカインなしで作られるようになった。
- 収益の20%で大規模な宣伝を行った。
- 瓶詰めの販売方式を始め、全米のボトリング工場とフランチャイズ契約していった。
- 1923年に社長に就任したロバート・ウッドラフ (Robert W. Woodruff) は、60年以上手腕をふるった。
- 1920年代、禁酒法によりアルコールが販売禁止になり、ノンアルコール飲料が売れ、コカ・コーラの売り上げもさらに伸びた。
- 第二次世界大戦中、アメリカ兵に人気のコカ・コーラが軍需品に認可され、コカ・コーラへの砂糖の配給制が免除された。政府出資で世界の60ヶ所に製造工場が建設された。当時は原液で輸入されていた。
- ナチス・ドイツでも、アメリカが大戦に参戦するまではコカ・コーラが製造されていた。
- マークス・カイトは、べルリンオリンピックにコカ・コーラを提供。物資不足になってからも、新商品ファンタを開発しドイツで成功させた。
- 戦後、コカ・コーラはドイツからヨーロッパ全土に広まり世界的な商品ブランドとなった。
- 1970年代後半、アメリカ企業として初めて中国に進出。3年間独占した。
- 1986年、生誕100周年。コカ・コーラよりペプシコーラの方がおいしいと言われ、カンザス計画により味を変更したものの、不評を買い3ヶ月で元の味に戻した。この一件で改めてコカ・コーラの味が再評価され売り上げが復活した。
- 単なる清涼飲料水メーカーが世界的企業にまでなったのは、ペプシコーラとのライバル関係があったからとも言われている。
[編集] 日本に於けるコカ・コーラ
日本は重要拠点の一つに目される。それは商品構成がユニークだからである。コーラ・メーカーでありながら、茶やコーヒーと言った非炭酸飲料の販売比率が高く、健康志向などで炭酸飲料の販売量が低下傾向にあるコカ・コーラ社では、日本から多くのことを学ぶ必要があるとしている。
その日本市場で製造販売を行うのは、地域別に分担されたボトラーである。
各地域ごとに存在するボトラーは、米国本社から買ったコーラ原液を水で割って製品にする。実際に製品化するのはボトラーであり、このシステムこそコーラ・ビジネスの特徴である。 秘密のベールで守られた原液は、ある種の専売物と化し「言い値」が適用され、厳密な契約事項によってボトラーは拘束される。この"支配"の頂点に位置づけられる米国本社は独占的に儲かる仕組みである。一方で実際の製造、物流や販売、メンテナンスなど多大な負担とリスクはボトラーに負わせるため、ボトラー側の利益は極めて小さい。ただし、日本の場合は前述のように「原液」を必要としない缶コーヒー・茶等の販売比率が高いので、必ずしも日本にも当てはまるとは言えない。
昨今、世界各地のボトラーから不満が高まっており、海外のある工場では内部者の手により異物が混入される事件も起きた。
なお、日本国内のボトラー間でも再編の機運が高まっている。1995年には全国展開するスーパー・コンビニ向けの販売業務を、コカ・コーラナショナルセールス株式会社に一本化し、1999年には、米国本社がボトラーの広域化を目指して設けたアンカーボトラー制度適用の国内第1号として、コカ・コーラウエストジャパン株式会社が発足した。この他にも、複数のボトラーが共同出資してボトリング会社を設立する流れが相次いだ。
[編集] 国内ボトラー一覧
(太字は本社所在地)
- 北海道コカ・コーラボトリング株式会社 (北海道 大日本印刷グループ)
- みちのくコカ・コーラボトリング株式会社 (青森県、岩手県、秋田県 谷村グループ)
- 仙台コカ・コーラボトリング株式会社 (宮城県、山形県、福島県 カメイグループ)
- 利根コカ・コーラボトリング株式会社 (茨城県、栃木県、千葉県 キッコーマングループ)
- 三国コカ・コーラボトリング株式会社 (群馬県、埼玉県、新潟県 三井物産グループ)
- 東京コカ・コーラボトリング株式会社 (東京都 丸仁グループ)
- コカ・コーラセントラルジャパン株式会社 (神奈川県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 三菱商事グループ、The Coca-Cola Companyからの直接出資あり)
- 北陸コカ・コーラボトリング株式会社 (富山県、石川県、福井県、長野県 若鶴酒造グループ)
- コカ・コーラウエストホールディングス株式会社(下記3社の持株会社、The Coca-Cola Companyからの直接出資あり)
- 四国コカ・コーラボトリング株式会社 (徳島県、香川県、愛媛県、高知県 日本製紙グループ)
- 南九州コカ・コーラボトリング株式会社 (熊本県、大分県、宮崎県全域並びに鹿児島県の大半 興南物産グループ)
- 沖縄コカ・コーラボトリング株式会社 (沖縄県、鹿児島県奄美群島の一部地域 東京コカ・コーラグループ)
[編集] 日本国内のグループ会社
- The Coca-Cola Companyの完全子会社
- 株式会社コカ・コーラ東京研究開発センター(製品開発・研究を担当)
- The Coca-Cola Companyとボトラー各社の共同出資子会社
- コカ・コーラナショナルビバレッジ株式会社(原材料・資材の共同調達、製造・需給計画、製品供給を担当)
- コカ・コーラアイ・ビー・エス株式会社(日本のコカ・コーラシステムの情報システム開発・改革を担当)
- 日本コカ・コーラとボトラー各社の共同出資子会社
- コカ・コーラカスタマーマーケティング株式会社(大手小売店向け販売業務を担当)
- 株式会社エフ・ヴィ・コーポレーション(自動販売機向け広域販売業務を担当)
[編集] 日本コカ・コーラが扱う商品
地域によって取扱が異なるが、概ね次の商品が販売される。
- コカ・コーラ
- コカ・コーラ C2
- コカ・コーラ シトラ
- コカ・コーラ ライト
- コカ・コーラ レモン
- ノンカロリー コカ・コーラ
- バニラ コカ・コーラ
- チェリーコーク
- スプライト
- アンバサ サワーホワイト
- アンバサ ウォーター
- ファンタ
- カナダドライ
- シュウェップス
- メローイエロー
- ドクターペッパー
- リアルゴールド
- アクエリアス
- アクティブダイエット
- フリースタイル
- ビタミンガード
- リアルプロ
- ジョージア
- 紅茶花伝
- 爽健美茶
- まろ茶
- 一(はじめ)
- 煌(ファン)
- 茶流彩彩
- ラブボディ
- シノア
- パワーエイド
- モーニング デリ
- ミニッツ メイド
- クー(Qoo)
- ディズニー くまのプーさん
- ディズニー ミッキー&フレンズ
- 森の水だより
- 水のチカラ
- Wellness FROM Coca-Cola 颯爽
- Wellness FROM Coca-Cola 春のミント習慣
- ふるさとだより 紀州産梅の炭酸
- 七色亜茶
- 大豆ノススメ
- 心地よい毎日L-92緑茶
- からだ巡茶
- ココティーン
- ビストローネ
- クワトロ
コカ・コーラ社製品の容器は商品にもよるが非常に多彩である。2004年、今までにはなかった形状の1000mlボトル(ミディペット)を販売するなど、画期的変革を行うことも多い。
競争の激しい飲料業界だけに、短命で消えていった製品や、発売中は非常にポピュラーであっても今では無くなってしまった製品も多い。「メロー・イエロー (Mello Yello)」、「メロー・レッド」、「HI-Cサンフィル」(オレンジ、グレープ等)、「モネ」(はちみつレモン、はちみつ梅)、「ハイシー (HI-C)」(オレンジ、アップル等のジュース)、「タブクリア」など。「HI-C」シリーズは紙コップの自販機・飲食店向け200ml瓶では販売中。
「チェリー・コーク」などは、アメリカでの新発売を受け、日本でも1985年に製造・販売が開始されたが、日本人には受け容れ難い味であることが分かり、すぐに製造中止になった。本国では製造が続いている(2006年に再発売された)。
コカ・コーラC2は「世界にさきがけて日本で新発売」という触れ込みで、発売前より大掛かりなプロモーションが実施されたものの、通常のコカ・コーラとダイエット・コカコーラの中間というセグメントが受け入れられなかったためかこれも非常に短命に終わってしまった。
[編集] お茶とコーヒー
清涼飲料業界を語る上で、またアメリカの炭酸飲料を製造・販売する目的で始まったコカ・コーラ社が扱うという点で、お茶飲料とコーヒー飲料への言及は避けて通れないであろう。
同社のお茶商品の歴史を振り返ると1980年代半ばに産声を上げた「ジョージア烏龍茶」(190g缶)が第一歩である。その後、紅茶飲料にもマーケットを広げ、ジョージア名から「神葉(シンバ)」と言うブランド名に変更し、「茶流彩彩」へと続き、そこから、「日本のコンビニで取り扱ってない店がない」とまで言われるヒット商品「爽健美茶」が生まれた。コカ・コーラで若年層、ジョージアでサラリーマン層をとり込んだが、爽健美茶で最後の女性層や中・高年層をとり込んだ。外食産業でも爽健美茶を扱う店は多い。
コーヒーについても、ジョージアブランドは古くから存在するが、テイスト自体は80年代後半までは非常にシンプルであった。現在も販売されている250mlのオリジナル缶(利根ボトリングではマックスコーヒーとしても販売)で、非常に甘い“コーヒー飲料”と、当時は斬新であった190ml缶の「ブレンドコーヒー」のたった2種類。現在の缶コーヒーマーケットでは考えられない程、アイテム数は少なかった。その後、様々なニーズに対応したテイストが実験的に販売されては消え行くを繰り返しているようだ。
[編集] コカ・コーラに関する都市伝説
コカコーラに関する都市伝説は数多い。民間伝承(フォークロア)とひっかけて、コカコーラに関する都市伝説を諧謔的にコークロアと呼ぶ(ブルンヴァン等)。
多くの都市伝説が根も葉もない噂なのに対し、コカコーラの場合そのほとんどが部分的に真実を含むのが特徴である。以下、代表的なコカコーラ伝説を解説する。
[編集] コカインの使用
コカ・コーラには中毒性があることから原料にコカインが使用されていると噂される。確かに最初のコカ・コーラには、コカの葉が使われていた。後にコカインの危険性が世間に知られると、1903年アメリカはコカインの販売を禁止する。コカコーラ社は製法を替えざるを得なかったというのが真相である。現在ではコカコーラにコカインは含まれていないが、コカイン成分を除去したコカの葉(香料7x)が使われていると言われる。
だが、これは味覚の問題より、コカ・コーラの商標を守るためにコカの葉を使わざるをえなかった法的問題だとする説が有力である。従って「コカ・コーラにはコカインが入っている、だからスカッとする」というのはデマである。実は爽快感の正体は大量に含まれた糖分であり、(当たり前だが)コカインほどでないにせよ、飲みすぎは健康に良くないことは留意しておく必要があるだろう。コカ・コーラ社の砂糖消費量は、実に全米消費量の10%に達するとも言われる。
[編集] 歯・骨が溶ける
「コーラを飲むと歯や骨が溶ける」という都市伝説があるが、極論を好む一部の人が、抜けた歯をコーラに漬けっぱなしにして放置した実験の結果、抜けた歯が溶けていたもの。
酸性の溶液に漬けた炭酸カルシウムが溶けたというだけの現象であって、オレンジジュースでも同様の現象は起きる。但し、炭酸飲料はカルシウム吸収の妨げになるという指摘もあるため、やはり健康に良くないことには変わりはないだろう。コーラには酸味料として有機酸ではなく、燐酸が使われており、これが骨に悪影響を与える、という指摘もある。
「コーラを飲むと血液が酸性になり、骨が溶ける」とする都市伝説もあるが、これも間違いである。コーラの酸は前述の通り燐酸であり、燐酸よりも強力な酸である胃酸(塩酸)を消化液として利用している人類には何の問題もない。また、血液には緩衝作用があり、コーラを飲んだ程度では骨が溶けるほどのpH移動は起こりえない。仮に起こったとすれば骨が溶けるずっと前にアシドーシスとなり、昏睡状態や最悪の場合は心停止に至るなどをはじめ他の病症を発する危険性の方が高く、骨が溶ける心配をする以前の問題だといえる。詳しくは血液#緩衝・平衡を参照。
類似の都市伝説として「コカコーラ社のトラックのタンクから漏れたコーラ原液がアスファルトを溶かして地面に穴をあけた」とか、「一部の病院では、医者が骨が肥大化する病気の患者に対して、コカコーラを飲んで骨を溶かしてちょうどよい形に整えるよう指示している所がある」いうものがある。
[編集] 殺精効果がある
コーラには殺精効果があり、避妊に用いられるという都市伝説もある。一応酸性の液体でY精子を殺すことは可能だが、X精子は殺せないので実用性はない。女の子をうませたいのであれば効果があるといわれるが、これすらも都市伝説の域を出ない。
[編集] コカ・コーラの瓶は女性のボディーラインを参考にした
コカ・コーラの独特の「くびれ」のある瓶(コンツアー・ボトル)は、女性のボディーライン、又は、この当時流行したスカートを参考にデザインされたものと言われているが、テレビ番組「がっちりマンデー!!」においてコカ・コーラ特集が放映された際に、この話は事実ではなく、実際はカカオ豆の形を参考にしたものであると説明された。
1900年代初めに発生した類似品対策として、一目見てすぐわかる、まねのできないデザインとして現在の特徴ある瓶の形になったという。
アメリカン・スポーツカーのひとつ、シボレー・コルベットの3代目(1970年代)モデルは、大胆に膨らんだ前後フェンダーとくびれたように見えるボディ中央部がコーラのビンを連想させたことからコークボトルというニックネームがある。
また、自動車レースフォーミュラ1のレーシングカーは、空気抵抗を減らすために後輪周辺のボディの形状がちょうとコーラのビンを連想させる絞り込まれた形であるため、これもまたコークボトルと称される。レーシングカーデザイナー、ジョン・バーナードが1983年のマクラーレンMP4/1で採用すると、またたく間にその形状は他のチームにコピーされ、現代においてはすべてのフォーミュラ1レーシングカーはコークボトル形状である。
ちなみに、ヴァージン・コーラのペットボトルのデザインは、女優パメラ・アンダーソンのボディラインを模して作られている。
[編集] コカ・コーラには辛口と甘口がある
コカ・コーラのガラス製瓶には、側面下部に四角型または丸型のへこみが刻印されていた。刻印が四角型の瓶は炭酸の強い「辛口」であり、刻印が丸形の瓶は炭酸の弱い「甘口」であるとする都市伝説がかつて存在した。実際には、瓶の製造工場ごとに異なる刻印がなされていただけであり、コカ・コーラはリターナブル瓶であったため、ボトラーによる回収再使用過程において、刻印の異なる瓶が混ぜられて出荷されたものであった。
[編集] サンタクロースが赤い服を着ているのはコカコーラのCMが元祖
この都市伝説によれば、サンタクロースはもともとの伝承では白い服を着ていたのにコカ・コーラ社がCM(看板)で赤い色(=コカコーラの色)の服を着たサンタクロースを登場させてからサンタクロースは赤服ばかりになった事になっている。(ちなみに、コカコーラのカレンダーにもホームページにもそうした記述がある。作者はニューヨーク出身の画家で故人)
しかし、現在のサンタクロースのイメージの元となったとされる、ニューヨークの画家、トーマス・ナストが19世紀に描いた聖ニコラウス像において、ニコラウスは赤いマントを羽織っており、このマントが変化してサンタクロースの赤い服になったのだという[1]。
また、1914年の日本の児童雑誌『子供之友』には、現代のサンタクロースと全く同じイメージの、大人の背丈で白髭に赤い服を着たサンタクロースが描かれている。さらに当時の輸出用クリスマス用品のサンタクロース人形もこの姿でもあった(当時の日本は、第一次世界大戦で疲弊した欧州に代わって、世界一のクリスマス用品生産国となっていた)。したがって、遠く日本にも伝わるほど定番となっていた赤い服のサンタクロースの姿を、1931年になってからコカコーラ社が広告に採用した、ということが事実である。[1]
[編集] これまでのコカ・コーラCM等
[編集] 品目・出演タレント等
- コカ・コーラ 加山雄三
- 日本における初めてのコカ・コーラCMタレント
- コカ・コーラ ピンキーとキラーズ
- スプライト(1リットル瓶) 山岡久乃
- コカ・コーラ(夏のキャンペーン) 沢田研二
- リアルゴールド 立木義浩
- リアルゴールド 藤岡弘、
- コカ・コーラ 松山千春
- コカ・コーラ 松本孝美
- コカコーラ 加勢大周
- アクエリアス・ネオかとうれいこ
- アクエリアス・ネオ 内田有紀
- アクエリアス・ネオ(イオシス)内田有紀
- コカ・コーラ ヴェルディ川崎の選手(但し、三浦知良はサントリーとの契約だったため出演できず)
- コカ・コーラ trf
- ジョージア(年忘れ)安田成美
- ジョージア(男の休暇)安田成美
- ジョージア 古手川祐子
- ジョージア 安田成美
- ジョージア 飯島直子
- アクエリアスネオ:アクエリアスイオシス(アジア大会)小林由美恵
- アクエリアスネオ(自転車)小林由美恵
- アクエリアスイオシス(ローラースケート)小林由美恵
- アクエリアス・ネオ(自転車)小林由美恵
- スプライト 宝生舞
- レッシュ(講義)高田万由子
- レッシュ 高田万由子
- 紅茶花伝「ロイヤルミルクティー」山崎直子
- ジョージア(やすらぎパーカープレゼント)飯島直子
- 茶流彩彩「爽健美茶」こずえ
- コカコーラ (夏男・夏女) 鷲野由美
- ジョージア「エメラルドマウンテンブレンド」(「あっちぃよねぇ」)飯島直子
- ジョージア「エメラルドマウンテンブレンド」飯島直子
- ジョージア「エメラルドマウンテンブレンド」飯島直子
- コカコーラ 星野真理
- コカコーラライト シェリー
- 清流茶房「爽健美茶」山田こずえ
- ジョージア(ブランコ)安田成美
- ジョージア(ジャングルジム)飯島直子
- ジョージア(正月)安田成美
- ジョージア(今年もお疲れ)飯島直子
- ジョージア(がんばってコート[まだまだあたる])飯島直子
- ジョージア「テイスティ」(背中)飯島直子
- デイリーケア「シュプラ」稲森いずみ
- ジョージア「がんばってコートプレゼント」(「あなたにも」)飯島直子
- ジョージア「エメラルドマウンテンブレンド」(浴衣)飯島直子
- ジョージア「アイス・カフェ・オ・レ」(浴衣)飯島直子
- ジョージア「アイス・カフェ・オ・レ」飯島直子
- 茶流彩彩「爽健美茶」(川)本上まなみ
- 紅茶花伝「アイスピーチティー」青山恭子
- アクエリアス「救助隊/バスケットコート」井上晴美
- アクエリアス(陸上競技場)井上晴美
- CMソングは橋幸夫が担当。
- スプライトクール CHARA
- ジョージア「エメラルドマウンテンブレンド」(ドライブ)鈴木京香
- ジョージア「エメラルドマウンテンブレンド」(モグラたたき)飯島直子
- アクエリアス(救急隊)井上晴美
- 茶流彩彩「爽健美茶」(「気持ちいい旅」プレゼント)本上まなみ
- ジョージア(はー)鈴木京香
- 茶流彩彩「爽健美茶」本上まなみ
- ジョージア(がっつーん)飯島直子
- ジョージア(いい人)鈴木京香
- 茶流彩彩「爽健美茶」(紅葉)未希
- ジョージア「長野オリンピック聖火リレー応援プレゼント」飯島直子
- スプライトクール(ポリシー)山田まりや
- パーフェクトウォーター(川)SHINYA
- 茶流彩彩「爽健美茶」未希
- コカコーラ・ライト(電話)りょう
- デイリーケア「ラクティア」(バルコニー)佐伯日菜子
- 茶流彩彩「りらく茶」堀川早苗
- パーフェクトウォーター SHINYA
- デイリーケア「じょうずに野菜」小林麻子 ・古川りか
- コカコーラライト(軽い気分)りょう
- 爽健美(「私のお気に入りリュック」プレゼント)本上まなみ
- ジョージア「オリジナル」(ぬけてくる)飯島直子
- スプライトクール(共感できないよね)山田まりや
- 紅茶花伝「ロイヤルミルクティー」(証明写真)山田麻衣子
- 茶流彩々「爽健美茶」(マント)本上まなみ
- ジョージア(ホットスタート)飯島直子
- 茶流彩彩「爽健美茶」小雪
- ジョージア「シティーロースト」飯島直子
- ジョージア「らくちんシートプレゼント」(まだまだ当たる)飯島直子 ・ 上原さくら
- ジョージア「らくちんシートプレゼント」(あたります)飯島直子 ・ 上原さくら
- ジョージア(楽にね)飯島直子
- ジョージア(胸はって)上原さくら
- コカコーラライト(ドライブインシアター)りょう
- セラ 雛形あきこ
- 爽健美茶(川)未希
- コカコーラライト(髪を切る)りょう
- ジョージア(おいーっす)飯島直子
- デイリーケア「じょうずに野菜」(一日分の)古川りか ・ 小林麻子
- コカコーラライト(気分のダイエット)りょう
- 茶流彩彩「爽健美茶」(木の上)未希
- デイリーケア「じょうずに野菜」(建築現場)古川りか ・ 小林麻子
- コカコーラライト(観覧車)りょう
- ジョージア「スノー族グッズプレゼント」飯島直子
- コカコーラ(「ココロが踊りだす」キャンペーン)畦地令子、山口あゆみ、谷原章介、中本奈奈、佐藤江梨子、横山優貴、高以亜希子、岡あゆみ
- ジョージア「ヤル気充電大作戦」 優香 ・ 飯島直子
- 紅茶花伝(じわっとおいしい)田辺あゆみ
- TOUCH THE globe LIVE 2000! KEIKO
- ジョージア「オリジナル」(車の方がかわいい) 飯島直子
- ジョージア(潤ってますか?) 優香
- コカコーラ 500ml(ヒップボトル)KEIKO
- ファンタ クリアピーチ 中山エミリ
- ミニッツメイド(モグラ)石田未来
- キュン(保母さん)奥貫薫 ・(園児の父)塩谷庄吾
- ジョージア(暑中お見舞)飯島直子
- キュン(衛生兵)山口あゆみ ・ 矢沢心
- 茶流彩彩「爽健美茶」(もう夕御飯だ)山口智子
- ジョージア「オリジナル」(車の方がかわいい)飯島直子
- 茶流彩彩「爽健美茶」(馬)小雪
- 爽健美茶「ナチュラルブリーズコンサート」剣持たまき
- なごみ 米豆麦茶 FLIP FLAP
- ファンタ クリアピーチ 中山エミリ
- ジョージア(人の肩まで) 飯島直子
- なごみ 緑茶(春はあけぼの) FLIP FLAP
- ジョージア「ツインハーモニー」飯島直子
- 茶流彩彩「爽健美茶」(谷川) 小雪
- ファンタ グレープ 中山エミリ
- ファンタ オレンジ 中山エミリ
- ジョージア「ツインハーモニー」飯島直子
- アクエリアス 上村愛子
- なごみ(いろり茶)FLIP FLAP
- ジョージア(手紙) 飯島直子
- ジョージア(愛想笑い) 上原さくら
- ジョージア(愛想笑い) 上原さくら
- ジョージア(手紙) 飯島直子
- リアルゴールド 竹中直人
- ジョージア「2000年の福袋プレゼント」 優香 ・ 飯島直子
- ジョージア「ステータスブラック」(リスク)飯島直子
- ジョージア「ヤル気充電大作戦」(満タン)優香・ 飯島直子 ・ 若宮未来 ・ 宮本耀子
- ミニッツメイド(モグラ・太陽の恵みちゃん)石田未来
- コカコーラ(No Reason! キャンペーン) 桑田佳祐
- ジョージア「明日があるさ」 吉本興業所属芸人(ダウンタウンほか)+仲間由紀恵
- CMソングとしてウルフルズの「明日があるさ」〈坂本九のカバー曲〉が起用された。また、CM出演メンバーによるユニットRe:Japanがこの曲でデビュー。この年のNHK紅白歌合戦にも出場した。
- まろ茶 井川遥
- コカコーラ(No Reason! キャンペーン) 桑田佳祐
- CMソングとして「可愛いミーナ」「ROCK AND ROLL HERO」「影法師」が起用。(同年末終了)
- まろ茶 井川遥・伊藤英明
- コカコーラ(No Reason! キャンペーン) 東山紀之・堂本光一・井ノ原快彦・嵐・岡田准一・山下智久
- CMソングとしてKinki Kidsの「永遠のBLOODS」、嵐の「ハダシの未来」が起用された。
- ジョージア(社員シリーズ) 佐藤江梨子・米倉涼子・宝生舞(以上、社員)・石橋蓮司(課長)
- コカコーラ(Coke, Please! キャンペーン)横山剣(クレイジーケンバンド)→明石家さんま→KREVA+I.B.B
- ダイエットコーク「空港」「チアリーダー」(Coke, Please! キャンペーン) 倖田來未
- 初期のCMソング「スカッとさわやか」の歌がニューアレンジで復活。
- アクエリアス(2006キャンペーン) 井口資仁
- アクエリアス 中田英寿
- アクエリアス アクティブダイエット 篠原涼子
- アクエリアス フリースタイル 佐藤隆太・岡田義徳(CMソング:レミオロメン)
- ジョージア(ココロに夢とジョージアを。) 島田紳助
- 漫才ブーム当時の、松本竜助との漫才の映像を挿入。CM放映後に竜助が逝去。
- ジョージア(G1チャレンジ) 磯山さやか
- ジョージア 渡哲也・木村拓哉
- ジョージアGABA 安倍なつみ
- 爽健美茶「Power My Beauty」 矢井田瞳、キム・テヒ、荒川静香、栗山千明
- CMソングは矢井田瞳の「Go My Way」。
- 一(はじめ)「茶園へ行こう」 緒形拳(CMソングは小田和正を起用)
- からだ巡茶 広末涼子
- 大豆ノススメ 柳葉敏郎・浅田真央
- モーニングデリ(朝からチュー編)榮倉奈々
- ミニッツメイド 「Orange clock編」 向井理
- アクエリアス ビタミンガード 相武紗季
[編集] 歴代のCMソング
[編集] キャッチコピー
ほとんどが日本国内で独自に考案されているが、英文コピーの中には本国アメリカでも高い評価を受けたものが多い。
- 1962年 「スカッとさわやかコカ・コーラ」
- 1960年代 「コークと呼ぼうコカ・コーラ」
- 1970年 「It's the real thing.」
- 1970年代 「コカ・コーラ、うるおいの世界」
- 1976年 「Come on in Coke.」
- 1981年 「Yes Coke Yes」
- 1983年 「Coke is it!」
- 1987年 「I feel Coke.」
- 1991年 「さわやかになる、ひととき。」
- 1993年 「Always Coca-Cola」
- 1999年 「ココロが踊りだす。Live the Moment」
- 2000年 「Coca-Cola. Enjoy」
- 2001年 「No Reason - ココロが求めてる。」
- 2003年 「Special Magic」
- 2004年 「つながる瞬間(とき)に。Coca-Cola」(提供クレジット用のキャッチとしては「人と人をうるおすコカ・コーラ」)
- 2005年 「Coke,please!」
- 2006年 「The Coke Side of Life(Cokeのきいた人生を)」
[編集] 提供番組
※1社提供のみ挙げる
- CoCa-Cola Summer Special 熱闘甲子園(高校野球シーズン中のみ - ABC/EX共同制作、ANN系全国ネット)
- CoCa-Cola presents ゴスペラーズ SOUL CONNECTION(JFN系全国ネット)
※協賛兼提供
- 全国高等学校サッカー選手権大会(各地区決勝、本大会期間中のみ - 民間放送43社共同制作、日本テレビ系、独立UHF局(TOKYO MX除く)ほか全国ネット)
- 全国高校バレーボール選抜優勝大会(全国決勝、フジテレビ系・全国ネット)
- アメリカンアイドル(FOX)
※通常提供・1分
- NTV系土曜ドラマ(日本テレビ系列、土曜日21:00~21:54)
- 金曜特別ロードショー(同系列) ※作品により、二夜連続企画で土曜日にも放送される場合のみ。
- TBS系金曜ドラマ(TBS系列、金曜日22:00~22:54)
※通常提供・30秒
- 行列のできる法律相談所(日本テレビ系列、日曜日21:00~21:54)
- サザエさん(フジテレビ系列、日曜日18:30~18:58)
- ジャンクSPORTS(フジテレビ系列、日曜日19:58~20:54)
- HEY!HEY!HEY!(フジテレビ系列、月曜日20:00~20:54)
- ザ・ベストハウス123(フジテレビ系列、水曜日21:00~21:54)
- ミュージックステーション(テレビ朝日系列、金曜日20:00~20:54)
- らくらぶR(KBS京都のみ、日曜22:30~23:00)
※備考
- 番組提供ではこれまで「コカ・コーラボトラーズ」(テロップ表示はゴシック体)というクレジットが用いられることが多かった。これは全国単位や関東・近畿など複数のボトラーが放送エリア内に含まれる場合、「複数のボトラーの共同提供」という意味合いで「ボトラーズ」という表記が使われていた。しかし現在は「コカ・コーラ」のみ(スーパーは筆記体ロゴを使用)の表記が多くなっている。
[編集] 飲料関連
[編集] 関連項目
- 東京ディズニーリゾート(公式スポンサー)
- スペース・マウンテン(東京ディズニーランドにある、日本コカ・コーラがスポンサーになっているアトラクション)
- トゥモローランド・テラス(東京ディズニーランドにある、日本コカ・コーラがスポンサーになっているレストラン)
- リフレッシュメントコーナー(東京ディズニーランドのワールドバザールにある、日本コカ・コーラがスポンサーになっているレストラン、随所にコカコーラのアメリカの古いポスターが貼られている。)
- 海底2万マイル(東京ディズニーシーにある、日本コカ・コーラがスポンサーになっているアトラクション)
- ケープ・コット・クック・オフ(東京ディズニーシーにある、日本コカ・コーラがスポンサーになっているレストラン)
- ミニッツ・メイド・パーク (米国にある野球場)
- 鈴鹿8時間耐久ロードレース(日本最大のオートバイレース、冠スポンサーになっている)
- 高村光太郎(「狂者の詩」にて「コカコオラ」の文字が登場する)
- 青酸コーラ無差別殺人事件
[編集] 脚注
- ^ 『クリスマス~どうやって日本に定着したか』(クラウス・クラハト、克美・タテノクラハト、1999年、角川書店、ISBN 404883598X)
[編集] その他
- 米コカコーラのCMでゲームソフト「Grand Theft Auto」のゲーム画面にそっくりのCMが放映され、その動画がYouTubeにアップされ、一時期話題を呼んだ。「Grand Theft Auto」のような残虐な描写は無く、フレンドリーな表現となっている。が、車を奪おうとする(車を奪いクルマのドライバーを強制的に降ろし、前のシーンで買ったコーラを分ける)などの一部「Grand Theft Auto」の要素を引き継いだCMとなっている。
[編集] 外部リンク
- The Coca-Cola Company (英語)
- 日本コカ・コーラ株式会社 (日本語)
- Official China Website
- Official Taiwan Website
- Official Hong Kong Website
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