チビ太
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チビ太(チビた)は、赤塚不二夫のギャグ漫画『おそ松くん』に登場するキャラクター。
幼い男児で、坊主頭のてっぺんに髪の毛が1本生えている。口が悪く、イヤミと悪巧みにはげむことも多い。口癖は「ケケ」。怒ると「てやんでぇバーローちくしょーっ!」とべらんめぇ口調になる。おでんが好物で手に持って登場する。このおでんは設定では上からこんにゃく、がんもどき、鳴門巻きと設定されている。しかし、鳴門巻きをおでんの種に用いる地域は非常に限定的(静岡県焼津市近辺)であるため、あまり知られていない。
チビ太のモデルは、赤塚が少年時代に近所に住んでいた年下のガキ。ガキ大将だった赤塚がいくらいじめてもいじめてもめげずについてくるタフガイで、さすがの赤塚もそのバイタリティーに脱帽して仲間に入れたというエピソードがある。後に赤塚が漫画家になった時、思い出して要所要所の脇役として採用した。
サークルKはチビ太にちなんで「チビ太のおでん」という商品を販売しているが、上記の通り、鳴門巻きが一般的でないためごぼう天など代替品が使われることが多く、正確な「チビ太のおでん」ではない。
余談だが、デーブ・スペクターは、日本語を勉強する過程で日本の漫画もよく読んでいた。その中で、「おそ松くん」に出てくるチビ太がいつも手にしているおでんを見て、それが食べ物であると知るまで「何らかの武器に違いない」と信じ込んでいた、とデーブ本人が語っている。
[編集] 外部リンク
- サークルケイサンクス…『チビ太のおでん』を毎年発売している。