テキスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テキストは英単語の text が日本語に取り込まれた語である。主に文章のことで、そこから転じて教科書、文字データなどの意味を持つ。言葉によって編まれたもの、という含みを持つ語で、織物(Textile テクスタイル)と同じくラテン語の「織る」が語源である。
目次 |
[編集] コンピュータ用語のテキスト
コンピュータ用語では、通信や解析や表示の対象となる文字データ(文字列)を指す。文字の表示の仕方などについて何も付加情報がつけられていないものを特に「プレーンテキスト」と呼び、編集にはしばしばテキストエディタを使用する。
ウェブサイトの内、特に文章によるコンテンツが充実しているものをテキスト系サイトなどと呼称することもある。
[編集] 文学のテキスト
また、文芸批評、人文科学・社会科学などの文脈では分析や解釈の対象となる文芸作品、文書などを指す。「テクスト」と表記されることが多い。記号論、構造主義、ポスト構造主義などの隆盛と共に言語や文章の特性について様々な知見が提出され、テクスト分析、テクスト理論、間テクスト性などの用語が普及することにもなった。
[編集] 文献学のテキスト
文献学上、写本や版本の由来する原典・原文を指す。古くから伝来する文献では、現行の一つの本に複数のテキストが存在する場合が多い。
[編集] 関連項目
カテゴリ: 文書 | コンピュータのデータ