テンダー機関車
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テンダー機関車とは、蒸気機関車の一種で機関車に炭水車(テンダーとも呼ばれる。ボイラーに投入する石炭及び水を積載した燃料運搬車両)が接続されたタイプの機関車。きかんしゃトーマスに登場する機関車ではエドワード、ヘンリー、ゴードンなどがこれにあたる。
水や石炭の積載容積が多いため、長距離運行に適するのが特長で、幹線のようにすぐに補給ができない環境では広く用いられる。しかし一部の種類を除いて、後進運転(後ろ向きで列車を牽引する事も含まれる)が難しい上、車体重量も重いため限られた路線でしか使用できないという欠点がある。きかんしゃトーマスでゴードンが後進運転する話があるが、事故の危険性が高いため、大型のテンダー機関車では通常は後進運転はしない。
後期のものは自動給炭装置(ストーカー)なども備える。
機関車本体に石炭や水を積載する機関車はタンク機関車と呼ばれる。
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