ディジー・ミス・リジー
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ディジー・ミス・リジー(Dizzy Miss Lizzy)はラリー・ウィリアムズ作の曲。1965年にビートルズがカバーしてヒット。英国ではパーロフォン原盤『HELP!4人はアイドル』。米国ではキャピトル・レコード編集版『BEATLES VI』に収録された。
簡単なA・E7・Dなどを使ったシンプルなコード進行で、ストレート・ロックンロールを演出している。
ビートルズはデビュー以来アルバム中に何曲かカバー曲を収録していたが、この曲を最後にアルバムも自作(メンバー作)曲で固める(例外としてリバプールに伝わる春歌「マギー・メイ」が『レット・イット・ビー』に収録される)ようになる。そのためビートルズとしては最後のカバー曲となった。ただし、同時期に同じラリー・ウィリアムズ作曲のバッド・ボーイが録音されており、こちらは米国でBEATLES VIに、英国では1年遅れてベスト版「オールディーズ」に収録されている。
リード・ボーカルはジョン・レノンで力強いシャウトはジョンの若さそのもの。ちなみにジョンはプラスティック・オノ・バンドのライブアルバム『平和の祈りを込めて』に収録された1969年のカナダ・トロントでのロックフェスティバルでこの曲を披露しており、お気に入りの曲であったことが窺える。
ちなみにプラスティック~名義での歌詞カードではDizzy Miss Lizzieと表記されている。