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デルタフェライト(delta ferrite)とは、純度100%の鉄において1392℃~1536℃(融点)の温度領域にある鉄の相(組織)である。この領域において、鉄は体心立方格子構造をとる。δFe、δ鉄(デルタてつ)ともいう。純度100%の鉄において、1536℃を超えると鉄は液体になる。
デルタフェライトは、Fe-C状態図において、1494℃で最大溶解量0.1[mass %]までの炭素を固溶できる。
通常、常温で使う炭素鋼の場合、デルタフェライトは他の相に変態するため、機械的性質の直接的な影響はほとんど無い。
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