トウコウエルザ
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性別 | 牝 |
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毛色 | 鹿毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1971年5月3日 |
死没 | |
父 | パーソロン |
母 | ベニサイ |
生産 | 今泉牧場 |
生国 | 日本(福島県小野町) |
馬主 | 渡辺喜八郎 |
調教師 | 仲住達弥(東京) |
競走成績 | 30戦5勝 |
獲得賞金 | 1億3649万6800円 |
トウコウエルザは、日本の競走馬。同期にキタノカチドキ・コーネルランサー・フジノパーシア・タカエノカオリ・イットー・サクライワイがいる昭和49年世代。
4歳(現在表記では3歳)春迄は一介の下級条件馬だったが、この年勝てばオークス三連覇の偉業を達成できる嶋田功に見初めらたのが運命の転換点となる。其れまで主戦だった中野栄治からスイッチ緒戦の特別戦こそ落としたが、直後の条件戦を勝ち優駿牝馬にエントリーした。前日前売りではオークス三連覇の期待もあり一番人気になった。流石に当日は26頭立ての9番人気にまで人気を落としたが見事に優勝。パーソロン産駒4年連続・嶋田功は3年連続の優勝を飾った。
秋にはクイーンステークス・ビクトリアカップ(廃止重賞。エリザベス女王杯及び秋華賞の前身)と連勝し文字通り4歳牝馬の女王の座に着いた。その後も1975年天皇賞(秋)・1976年宝塚記念・高松宮杯で堂々3着(共に優勝はフジノパーシア)。牡馬に互角に挑んだ底力のある女傑であった。