トレジャーギア
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トレジャーギア (TREASURE GEAR) は、1997年にADKがプレイステーションで出したローグライクゲームである。
開発はMiraisoftであったが、実はADKの隠しレーベルであった。
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[編集] 概要
いわゆる不思議のダンジョン系ゲームでキャラクターは男女選べる。選ばれなかった相方は死の呪いにかかってしまう。
そのため、最初は3つのダンジョンから探索する。第一のダンジョンをクリアした時から、ジョブチェンジの能力が得られるようになり、規定のジョブをマスターレベルまで上げると、第二職業として能力が追加される。 最終的には真ん中の塔を攻略することによってゲームは一段落する。
[編集] ジョブ
- 戦士
- 最初から持っているジョブ。最初はこれを極めるのだが、第二職業として装備するのには、難がある。
- 忍者
- ADKならではのお約束。隠れみの術など実用的なのが多いが、僧侶には劣る。
- 吟遊詩人
- 音楽で攻撃する特殊職。装備できる武器もハープに限られる。ゲーム内のBGMを変えることが出来るお茶目な面も持っている。
- 魔導師
- 攻撃魔法のエキスパート。打たれ弱いのが難点。MP使用で、巻物を消費せずにすむ。僧侶とのジョイントで強力な職になる。
- 僧侶
- 装備の面ではいまいち冴えないが、この職をマスターするとかなり楽になる。MP使用で奇石を消費せずにすむ。
- 発明家
- アイテムを合成させる事が出来る特別職。冴えないポーションを全回復薬にまで上り詰める事が出来る。限られたストックを消化できる上に強化できる。かなり使えるジョブである。
- 魔物使い
- 魔物を調教して味方に引き入れるジョブ。余り役に立たないが、変身師ほどではない。鞭が扱えるのはこの職業だけである。
- 盗賊
- ナイフしか扱えないが、モンスターからアイテムを奪う事が出来る。発明家との組み合わせでアイテム長者になれる。
- 変身師
- ネタでしかない。お遊び系ジョブ。敵に変身するが敵の能力までコピーしてしまうので、強い敵に変身しても同等の敵に倒される事しばしば。モンスターの姿では階段の利用は不能。
[編集] ゲーム進行
ダンジョンで戦利品を手に入れたら不要なアイテムは売って金に換金して、医者の元に治療費を払うが、この医者はぼったくりである。
結局最終的には、最高の薬草を手に入れても、完全に体調の回復は見込めず、男女のキャラクターが入れ替わる事がない。
[編集] 顛末
トレジャーギア自体は中々好評でトレジャーギア2の企画書は出来上がっていた。だが、ADKが業務停止したため、そのプランは頓挫した。