ナオフォール“アイアン・レッグ”
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ナオフォール・アイアンレッグ(Naoufal Iron Leg、1979年5月25日 - )は、フランス出身のキックボクサー。身長196cm、体重106.0kg。ゴールデン・グローリー所属。本名はナオフォール・ベナゾーズ(Naoufal Benazzouz)。
天才と呼ばれたキックボクサー、サミール・ベナゾーズの弟で、兄に劣らぬ天才的な格闘センスに加え、196cmと恵まれた体格を持つ。
K-1初登場となった2005年のK-1パリ大会では準々決勝で強豪のアジス・カトゥーを全く寄せ付けずにハイキックでKOすると、準決勝の内田ノボル戦では"アイアンレッグ"の名に違わぬ華麗な足技で圧倒し、決勝で王者セーム・シュルトと対戦。セーム・シュルト相手に一歩も引かずに卓越したディフェンステクニックと対角線コンビネーションであわやという所まで追い込むも、ストレート一発でKO負けを喫する。
翌年はK-1オランダ大会に出場した。準々決勝は23歳の新鋭アティラ・カラチと対戦。将来のチャンピオン候補と謳われる両者の戦いは才能をむき出しにした好勝負となるも、一瞬の攻防の間にナオフォールのハイキックがカラチを捉え見事KOで勝利。 準決勝ではビヨン・ブレギーと対戦。1Rに突如繰り出したハイキックがブレギーを捉えてダウンを奪うも、2Rにブレギーがカウンター気味に放った膝蹴りがナオフォールのみぞおちあたりにクリーンヒット。この一撃で負ったダメージも大きく、逆転KO負け。しかし、これらの試合で、彼自身がK-1屈指のテクニシャンであることを証明した。
あのアーネスト・ホーストも絶賛するほどのテクニシャンではあるが、精神力が弱く、よい攻撃を食らうとすぐに心を折られてしまうのが唯一の弱点である。
得意技、ハイキック。
[編集] 戦績
キックボクシング(K-1等) 15戦/13勝/2敗/6KO
[編集] 主な獲得タイトル
- IMTF 世界チャンピオン
- K-1 WORLD GP 2005 in Paris 準優勝
- K-1 WORLD GP 2006 in AMSTERDAM ベスト4
- K-1 WORLD GP 2006 推薦枠ファン投票5位