ノイエクラッセ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノイエクラッセ(ドイツ語:Neueklasse)。新しいクラスの意。英語で表記するとNew Classとなる。
1950年代、経営状態が安定したBMWは小型車から大型車までのフル・ラインアップを見直し、今後需要が期待できる小型・中型車にターゲットを絞り、特化するという方針転換を打ち出した。これによりエンジンはもとより、シャーシやスタイリング、ボディ、サスペンションにいたるまで刷新されることになった。この中核的な理念を元に作られた1500は「同クラスに敵なし」という高性能を誇った。 1966年ジュネーブショーでは、4ドアセダンからの派生版として、2ドアセダンの1600-2が発表され、これがBMWの地位を不動のものとする2002へと続くことになる。
また、その先の1965年のフランクフルトショーでは、フロントマスクを前衛的にし、流麗なデザインのクーペモデルとした2000 C、2000 CSを発表している。こちらは、その後にシルキーシックスと言われたBMW得意の大型6気筒エンジンを載せた3.0 CSへと続いていった。