ノロイ
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『ノロイ』は、2005年8月20日に公開された日本のホラー映画作品。監督は白石晃士。製作は一瀬隆重。
一部で、日本版ブレア・ウィッチ・プロジェクトと呼ばれる。
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[編集] ストーリー
東京での一軒家の火災。なんの変哲もなさそうなただの火災だが、出火原因不明、しかもその家の主人の遺体が見つからないという不思議な事件だった。 その家の主人とは主人公・小林雅文(こばやしまさふみ)である。 おそらく小林氏は生きているものと見られる。だが消息は不明。居酒屋に入ってきて謎のノートを渡すとふらふらとどこかへ行ってしまった。これが小林氏の最後の目撃情報だ。 そのノートの中身は、とてつもなく恐ろしいものだった・・・。 元々ホラー関係のプロデューサーをやっていた小林氏は日ごろから怪奇現象に興味を持ち、カメラマンと共に怪奇現象を体験した人に逢いインタビューをしてその謎を解決するというような事をやっていた。その日もある主婦から「隣の家から赤ちゃんの泣き声がする」という依頼を受けていた。実際、その隣の家を見に行ってみるととても重苦しいような嫌な雰囲気が漂っていて少し嫌な予感がしていた。ドアをノックすると中から世にも恐ろしい女が出てきて不思議な言葉を残す。後日またその家に行くとその女はもう引っ越していたという。廃家となった家に入ってみると中にはたくさんのカラスの死体が散らばっていた。 調査を進めるうちに浮かび上がる「禍具魂(かぐたば)」という謎の存在。真実に明らかになるにつれ、小林氏に恐るべき「ノロイ」のほんの始まりに過ぎなかった・・。
[編集] 評価
キャッチコピーは「全ては本当にあったこと、みんな死んだ」とされているが、「ドキュメンタリー的フィクション」とする説が有力である。(ブレア・ウィッチ・プロジェクトのパロディとされる所以はこれ) これは、出演したアンガールズや松本まりかが当然健在であり、その後アンガールズが平然とTVでお祓いを受けていた事、小説内にかかれている殺人事件があった日を調べてもそのような事件は報道されていないこと、公開前に「ノロイお化け屋敷」という不謹慎な(?)企画が行われていたこと、小林氏を含む関係者各位のホームページがどう見ても急ごしらえである(小林氏のブログは、日付がライブドアブログが存在しない日付まで遡っている)こと、小説を読むと始めのほうに小林氏の顔写真があるが、目を隠してあったりすることなどからであり、「探偵ファイル」などでは「ネタである」と一刀両断されている。
[編集] 主な登場人物
小林雅文(こばやし まさふみ) 主人公。
石井潤子(いしい じゅんこ)
松本まりか(まつもと まりか)
アンガールズ(あんがーるず)
堀光男(ほり みつお)
矢野加奈(やの かな)
[編集] 外部リンク
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