ハエン
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ハエン(Jaén)は、スペイン南部中央の都市。アンダルシア州ハエン県の県都。
人口は117,540人(2006年)でハエン県の6分の1を占める。この県の行政・産業の中心である。化学製品、なめし革、蒸留酒、クッキー、織物などの工場がある。
8世紀にスペインにムーア人が侵攻したあと、この都市は「Yayyan」と呼ばれ、商業の中心地として発展した。ムーア人の要塞や城砦が今でも残っている。ルネサンス様式のカテドラルは1532年に建設が始まり、18世紀に完成された。そのほかの名所には、街のどこからでも見えるサンタ・カタリーナ城がある。この城は、ムーア人が築いた砦を増強したもので、街の西にある山頂にそびえている。また、ビジャルドンパルド宮殿の地下には、アンダルシアでもっとも重要なムーア人の遺構であるアラブ式浴場がある。
ハエンは「オリーブ・オイルの首都」としても知られている。「液体の黄金」(地元ではそう呼ばれる)の大規模な産地だからである。
サッカー・チームレアル・ハエンのホームでありEstadio de la Victoriaスタジアムで試合が行われる。
[編集] 参考文献
谷克二、邸景一ほか『旅名人ブックス65 アンダルシア』日経BP企画、2004年
[編集] 外部リンク
- Ayuntamiento de Jaén - 公式サイト