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バロール (Balor) は、ケルト神話に登場するフォモール族の魔神。ルーの祖父。通称・邪眼(魔眼)のバロール。
バロールの片方の目は、見たものを誰でも殺すことができる邪眼であるため、通常は閉じられている。戦場では4人がかりで取っ手を回し、まぶたを押し上げる。子供のときに父のドルイドたちが毒の魔法を準備しているときに窓から外を見ていて、煙が目に入ってしまい、この力を得た。また、神々を惨殺することになるクロウ・クルワッハを生み出したのもバロールである。
最期は、自分の孫に殺されるという予言どおりルーの手で倒された。