パンドラハーツ

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『Pandora Herts』（パンドラハーツ）は「月刊Gファンタジー」（スクウェア・エニックス）において2006年6月号から連載されている望月淳作の少年漫画。2007年3月までに2巻刊行されている。

[編集] ストーリー

四大公爵家ベザリウス家の次期当主であるオズ = ベザリウスは、15歳の成人の儀に、見覚えのない罪により永遠の監獄アヴィスに堕とされる。オズはそこで黒うさぎと呼ばれるチェイン『アリス』と出会い、契約を元にアヴィスから脱出することに成功するが･･･。

オズ=ベザリウス: 15歳。この漫画の主人公で、四大公爵家ベザリウスの次期当主。15歳の成人の儀の時に身に覚えのない罪によって永遠の監獄アヴィスに堕とされてしまい、そこでアリス（黒ウサギ）と契約を交わす。アヴィス脱出後、自分の罪が何なのかを知るためにアリスと共にブレイクの部下としてパンドラで働くことを決心する。; 父親に認められるための努力を惜しまずに勉強を続けていたため頭は良く、回転も速い。; バスカヴィルにとっては危険な存在。; 余談だがシャロンにはストライク（一目ぼれ）して、将来結婚したいと思っている。; 作者の仲間内での呼び名はホスト。

アリス（黒ウサギ）: この漫画のヒロインで、オズと契約を交わした黒いウサギ（ビーラビット）と呼ばれるチェイン。性格は自己中で男勝り。凶暴。; 自分の記憶を取り戻すためにアヴィスからオズたちがいる世界へとやって来た。ほかのチェインと違い確立した人格を持って人の姿をなしている。ブレイク曰くパンドラにいる研究者達に渡したら喜ぶようなな代物らしい。ちなみに本当の姿は巨大なウサギで人間の姿は省エネ状態のものである。; オズとともにパンドラでブレイクの部下として働きはじめる。; ブレイクのことをピエロ、ギルバートのことをワカメ、またはワカメ頭と呼ぶ。; 作者の仲間内で呼び名は番長。

ギルバート=ナイトレイ（レイヴン）: オズの従者であり友人。黒髪に金目、左耳にイヤーカフスを付けている。幼少時に記憶を失っていたところをベザリウス家に拾われる。理由は不明だが、大の猫恐怖症。木につるされたり、猫に追い掛け回させるなどよくオズに遊ばれていた。; オズがアヴィスに落とされた後、責任を感じ、オズのいるベザリウス家と敵対してるナイトレイ家に入りパンドラの一員となり、10年間オズの帰還を待ち望んでいた。再会直後はオズに変わってしまった自分を知られたくなかっため、自分の正体を明かさなかったが、後にツヴァイによりその正体が明かされ、再びオズの従者として仕えることを誓う。; オズ、アリスと同じくブレイクの部下で二丁の銃を武器として使う。

シャロン=レインズワース: 13歳（オズの誕生日に再来年15歳になると言っているので）。レインズワース家の令嬢。髪はサラサラ。; 常にブレイクを従えて行動している、知的で大人びた少女。; 好みのタイプはショタ少年。オズに一目ぼれされた。; ブレイクと共にパンドラの人間、また正規の契約者でもある。契約の影響で体の成長が止まっているが、詳細は不明。

ザークシーズ=ブレイク: 肩書きはレインワース家の使用人だが、シャロンと同じくパンドラの人間。肩に乗せたエミリーがお友達。; オズと同じく契約者であるが、パンドラによって考案された契約方法を用いているため、刻印が現れることはない。; 契約の影響で体の成長が止まっている。本人曰く、体に大きな負担を掛けているため、年は取らずともいつか必ずガタがくるとの事。ブレイク自身、既に一年は保たない状態らしい。; 作者は途中までザークジース＝ブレイクと間違えていた。

ツヴァイ: オズをアヴィスに堕としたバスカヴィルの民の一人。; 語尾に「よぉ」や「ねぇ」などを付ける子供じみた口調だがその性格は残虐。; オズと同じく契約者で、ドルダムという人を糸で括り、操ることのできるチェインを持つ。胸に刻印があるかどうかは不明だがブレイク達と同じく体の成長が止まっている。; ギルバートを操って、再びオズをアヴィスに堕とそうとしたが失敗に終わり、ギルバートの撃った銃で深手を負う。