ヒトカラ
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ヒトカラとは「一人でカラオケに行くこと」の略であり、娯楽の一つ。「一人カラオケ」とも呼ばれる。 ヒトカラをする人は「ヒトカラー」と呼ばれる。またヒトカラと対比して、多人数でのカラオケを「タカラ」と呼ぶこともある。
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[編集] 広まり
以前は一人でカラオケに行く人に対しあまりよい印象はなく、白い眼で見られることが多かった。しかし2005年あたりから若者中心にヒトカラーが増え始め、徐々に市民権を得ている。また平日昼間のカラオケ店ではヒトカラーが多く見られる。このように広がりをみせている理由として、CDバブル期のように誰しもが同じ曲を買うわけではなく、個人で唄いたい曲に差が出るようになったことが考えられる。
[編集] ヒトカラをする理由
概して「他人に拘束されず、自由に唄いたい」というものが多い。
- ストレス発散。
- バンドのヴォーカルとしての練習。
- 他人が知らない、あるいは他人に聴かせたくない曲を心置きなく唄いたい。
- 音痴や歌が下手といった理由で他人に聴かれたくはないが、唄うことは好きだ。
- タカラで曲を披露するための練習。
- カラオケ大会や宴会のための練習。
- タカラでは歌えないようなテンションで歌いたい。
- 発音が下手だけど、洋楽を歌いたい。
- 歌うのではなく楽器の練習所として一人で利用したい。また、そのついでに歌も歌いたい。
[編集] ヒトカラにおける注意
店によっては、過剰に料金を取られたり、利用を断られたりすることがある。 これは、カラオケ店がルーム代より飲食代で主に利益を得ているためである。ヒトカラーも飲食物を注文することはあるが、その額は高が知れている。つまり、ヒトカラ人口の過剰な増加は店にとっては手放しに喜べることではない。最低限のマナー(部屋を出る時多少なり整理する等)や気遣い(休日や休日前日の夕方以降の入店はなるべく避ける等)は持ち合わせておくことも大切である。