ヒュンダイ・エクセル
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ヒュンダイ・エクセルはかつて現代自動車が生産した乗用車である。三菱の2代目ミラージュをベースにした5ドアハッチバックである。 現代自動車の発展の基礎となった車種で、北米(カナダ、アメリカ)で価格の安さから爆発的な人気を得た。また、当時(1980年代中頃~後半)高度経済成長下にあった韓国国内でも国民の所得の向上から乗用車が一般にも普及するようになったため、ベストセラー車となった。 カナダでは一時期現地生産したことがあったが、現地生産モデルは品質管理に問題があったという。 エクセルの派生車種として4ドアセダンのプレストも存在、こちらも韓国国内をはじめ海外においても人気を得ていた。 エクセルはマイナーチェンジを繰り返し、90年代に入っても安価なことから売れ続け、1993年まで生産が継続されていた。
日本では、三菱商事が1988年にソウルオリンピックを記念して150台限定で輸入し、三菱カープラザ店で販売されたが、商標登録の関係で、ヒュンダイXLという日本名だった。型式は「E-LA31J」。
北米では三菱自動車の販売チャネルでMitsubishi Precisとして販売していたことがある。