ファルフ・ルジマートフ
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ファルフ・ルジマートフ(Farouk Ruzimatov,1963年6月26日 - )は、ロシアの有名なバレエダンサー。
ウズベキスタンのタシケント生まれ。ワガノワ・バレエ学校の視察団の目に留まり、10歳で故郷を離れる。 1973年、同校に入学。卒業後、1981年にソリストとしてキーロフ・バレエ(マリインスキー劇場)に迎えられ、1986年からプリンシパルを務める。 1990年には、ゲストとしてアメリカン・バレエ・シアターに参加。その後帰国し、キーロフ・バレエへ戻る。
「白鳥の湖」「ジゼル」など古典作品に限らず、バランシンの「放蕩息子」、ベジャールの「バクチ」、プティの「若者と死」「カルメン」など、幅広いレパートリーを持つ。技術の高さのみならず、古典作品では品のある美しさ、モダン作品では確立された個性を打ち出すその演技性も、高く評価されている。
2002年には、「モーツァルトとサリエリ」で演劇デビューも果たした。
1983年、ヴァルナ国際バレエ・コンクールで銀メダルを獲得。1984年には、第一回パリ国際バレエ・コンクールで特別賞を受賞。
2000年、ロシア人民芸術家の称号を授与。
初来日は、1986年。