フォルクスワーゲン・カブリオレ (Typ 15)
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フォルクスワーゲン カブリオレ Typ 15はフォルクスワーゲン Typ 1をベースにカルマンが製作したカブリオレ。
1949年から1980年1月まで生産された。1975年7月に「Typ 1(ビートル)」の製造は中止されていたがカブリオレだけはカルマンによって継続されていた。総生産台数332,000台であった。最後の一台はドイツ製Typ1としても最後の1台でそのモデルは1303LSだった。カルマン社はまだ続けたがっていたがフォルクスワーゲン社がゴルフカブリオレを世に出したかったため終了を決定した。リアウインドウは熱線ウインドウとなっていた。
型式は15型(「Typ 15」)。1型と同列の15型ではなく、1型における「5」という意味であり15は1型のカルマン製カブリオレであることを表す。3桁の詳細仕様では151は左ハンドル、152は右ハンドル、153が左ハンドル北米仕様となる。
[編集] 関連車種
- フォルクスワーゲン カブリオレ「 Typ 14A」: ヘブミュラー製カブリオレ、フォルクスワーゲン社は4シーターをカルマン社、2シーターをヘブミュラーに依頼した。
- 1948-1951 フォルクスワーゲン 「Typ 18A」: ドイツ警察仕様オーストリア警察仕様カブリオレ。カルマン 「Typ 15」の警察仕様。ヘブミュラー製、カルマン製、パプラー製、アウストロ=タトラ製の4種がある。
- 1957.9-1974.3 VWカルマンギアカブリオレ:ギア社がデザインしカルマン社が製造した。フォルクスワーゲン「Typ 1」ベースの 「Typ 14」として80,899台生産された。