フリクション
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フリクション (Friction)
- 英語で摩擦の意。
- 日本のバンド。以下で述べる。
フリクション(Friction)は、東京ロッカーズというムーブメントが起こった頃から現在に至るまでレック(ベース)を中心に活動し続けるバンド。
[編集] バイオグラフィー
1978年4月結成、1980年に坂本龍一のプロデュースで『軋轢』でメジャーデビュー。当時のメンバーは、レック(ベース)、恒松正敏(ギター)、チコヒゲ(ドラム)。このメンバーでは、1979年12月16日、京都の磔磔におけるライブ、1980年5月25日神奈川大学でのライブがCD化されている。
恒松正敏は、その後脱退し、EDPS(エディプス)を結成。ギターの後任には、モギエミコ、そしてシュルツハルナが参加して4人編成となる。このメンバーで『SKIN DEEP』発表。このメンバーでは、ローマでのライブがアナログ盤に未発表曲を加えてCD化されている。
その後、チコヒゲ、モギエミコ、シュルツハルナは、脱退。レックは、フリクション名義で、サトウミノル(ドラム)、セリガノ(シンセサイザー)、ヒゴヒロシ、ジョン・ゾーンらと『Replicant Walk』を発表。その後、レック、ラピス、サトウミノル、ヒゴヒロシの4人編成での1989年9月10日渋谷クアトロにおけるライブをCD化している。
メンバー・チェンジは、その後も繰り返され、レック(ベース、ヴォーカル、ギター)、サトウミノル(ドラム)、イマイアキノブ(ギター)の三人を中心に発表した、『Zone Tripper』が、2006年4月現在最新作である。
なお、最新の活動としては、2006年4月名古屋にてレック(ベース、ヴォーカル)、中村達也(ドラム)(元BLANKEY JET CITY、LOSALIOS)の二人編成のFRICTION名義でのライブが報告されている。また、同年8月のライジング・サン・ロックフェスティバルにもこの編成で出演している。
[編集] 備考
- レックは、フリクション結成前に「Lydia Lunch」率いる「Teenage Jesus and Jerks」のメンバーだった。
- レックは、近藤等則が率いるIMAのベーシストである。
- フリクションの初代ギタリストは、ラピスである。