フリングホルニ
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北欧神話で、フリングホルニ (Hringhorni) は、バルドルの所有する大船。世界のいかなる船よりも大きいとされる。
ロキの企みによりバルドルが殺された後、神々はバルドルをフリングホルニで船葬しようとしたが、その重さゆえに誰も海へ流すことができなかった。そこで、神々はヨトゥンヘイムに使者を送り、女巨人のヒュロッキンを呼びよせた。ヒュロッキンは船首へ回ると一突きで船を動かすことができたが、あまりにも乱暴であったためころが火をふき大地が震えた。それに怒ったトールがミョルニルを持ち出してヒュロッキンの頭を打ち砕こうとしたので、オーディンをはじめとする神々はこれを鎮めなければならなかった。