フルビット
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フルビット
- デジタルオーディオ、ビデオ信号における最大振幅値。デジタルオーディオに於いては0dBFSを指す。
- 日本における運転免許証において種類の欄に全ての免種が埋まっている状態のことを指す。すなわち道路交通法上は全ての車種の運転が可能となっている。以下本稿において記述する。
1994年までの運転免許証においては、免許を所有している場合は1、所有していない場合は0とビットで表記されており、全ての免種を持っている、つまり全て1と表記されていたのが名前の由来である。多くの人は初めに普通自動車免許や自動二輪車免許を取ってしまうので、小型特殊自動車免許や原動機付自転車免許を取り忘れ、改めてそれらの免許を取ろうとしても受験拒否をされる為に、フルビットを目指そうと思った時には手遅れである場合が多い。そのため完璧なフルビットを目指すのであれば運転免許の上位免許と下位免許の関係について把握しておく必要がある。 一部の人の間においては、全ての運転免許を保有している人をフルビッターと呼ぶこともある。
また、免許証の種類の欄が全て埋まっていなくても、全ての車両を運転できる運転免許保有者であれば、フルビッターと言える。その場合の免許証は「(歯抜け)フルビット」と呼ばれ、大型自動車第二種免許、大型特殊自動車第二種免許、牽引第二種免許、大型自動二輪車免許を持っていれば全ての車両の運転が可能であり、この場合には「(最小)フルビット」という。
なお2007年6月2日からの新しい自動車免許制度に基づき、免許の区分が14種類に細分化されるため、現在発行されている運転免許証は14区分表記に移行されている。また現在の普通免許所持者は制度変更後に中型免許取得者扱いとなり、普通免許の欄が空白となるため、今後一時的ながら厳密な定義でのフルビット免許所有者は皆無となる。
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