ブライアン・ジュベール
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基本情報 | |||
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国籍: | ![]() |
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出身地: | ポワティエ | ||
身長: | 179 cm | ||
コーチ: | ジャン・クリストフ・シモンド | ||
振付師: | カート・ブラウニング | ||
所属: | Club France F.F.S.G. | ||
ISU パーソナルベスト | |||
SP+FS トータル: | 240.85 | 2007 世界選手権 | |
ショートプログラム: | 83.64 | 2007 世界選手権 | |
フリースケーティング: | 160.13 | 2006 GP ロシア |
最近の結果: | |||
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大会名 | ポイント | 順位 | 年 |
世界選手権 | 240.85 | 1位 | 2007 |
欧州選手権 | 227.12 | 1位 | 2007 |
フランス選手権 | 239.49 | 1位 | 2007 |
GP ファイナル | 233.46 | 1位 | 2006 |
ブライアン・ジュベール(Brian Joubert、1984年9月20日 - )フランス出身のフィギュアスケート選手。ポワティエ生まれ。フランス語読みでは「ブリアン・ジュベール」だが、国際大会では英語式に「ブライアン・ジュベール」とコールされることも多々ある。尊敬するアレクセイ・ヤグディンに師事していた2003-2004シーズンには、今期でエフゲニー・プルシェンコを超えると宣言し、実際にヨーロッパ選手権ではプルシェンコを抑えて優勝するほど気の強い選手である。
目次 |
[編集] 概要
01-02シーズンのヨーロッパ選手権でいきなり3位に入り、その才能の片鱗を見せた。その後も採点システムの移行に戸惑うなど好不調の波が大きな選手という印象が強かったが、2006-2007シーズンは極めて安定した演技を続けて出場した全試合で優勝。その実力が新たな段階に入ったことを証明している。2007年の世界選手権ではSPで確保したリードを手堅い(4回転を1度しか跳ばない)FPで守りきる戦術を採用。ステファン・ランビエールやトマシュ・ヴェルネル、高橋大輔の猛追を振り切って初優勝を果たし、名実ともに世界の頂点に立った。
彼は1つのフリースケーティングで三度の4回転を成功させた選手としては史上4人目。また端正な容姿と鍛え抜かれた肉体美(彼は演技前にバックステージで上半身裸になっていることが多い)は、特に女性ファンに人気が高い。
[編集] 演技
華麗さや華やかさよりはむしろ男らしい力強さ、躍動感を表現する彼の演技は、広範な支持を受けている。特に2005年から2007年までSPで用いた「Die Another Day」では、氷上のアクターを見事に表現し、まさに彼ならではの境地を切り開いた名作プログラムと言える。
ジャンプの価値が低く扱われるようになった新採点システム施行後、4回転に挑む選手が減った中、ショートプログラムにも4回転ジャンプを採り入れている数少ない選手である。 また、フリープログラム後半に4回転ジャンプを跳ぶことの出来る数少ない選手の一人でもある。
- 06-07シーズンのフリープログラムではフランス大会で4トウループ+2トウループ、と4トウループを成功、ロシア大会では4トウループ+2トウループ、4サルコウ、4トウループと2種類3回の4回転ジャンプを成功して大きな反響を呼んだ。
スピンのスペシャリスト・ルシンダ・リュー(Lucinda Luh)に指導を受けたスピンは、バックエントランス・チェンジエッジ・姿勢や回転速度も申し分なく新採点システムに対応し、高いレベルをとることができる。
[編集] おもな成績
大会/シーズン | 1999-00 | 2000-01 | 2001-02 | 2002-03 | 2003-04 | 2004-05 | 2005-06 | 2006-07 |
五輪 | - | - | 14 | - | - | - | 6 | - |
世界選手権 | - | - | 13 | 6 | 2 | 6 | 2 | 1 |
欧州選手権 | - | - | 3 | 2 | 1 | 2 | 3 | 1 |
フランス選手権 | 10 | 14 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
GP ファイナル | - | - | - | 3 | - | 5 | - | 1 |
GP アメリカ | - | - | 9 | 1 | - | 1 | 3 | - |
GP 中国 | - | - | - | - | 2 | - | - | - |
GP フランス | - | - | - | 5 | 4 | 2 | 2 | 1 |
GP ロシア | - | - | - | - | - | - | - | 1 |
GP 日本 | - | - | - | - | 5 | - | - | - |
世界Jr.選手権 | 15 | - | - | - | - | - | - | - |
フランスJr.選手権 | 2 | 4 | - | - | - | - | - | - |
Jr.GP フランス | - | 4 | - | - | - | - | - | - |
Jr.GP ポーランド | - | 4 | - | - | - | - | - | - |
[編集] 外部リンク
1896: ギルバート・フックス | 1897: グスタフ・ヒューゲル | 1898: ヘニング・グレナンダー | 1899-1900: グスタフ・ヒューゲル | 1901-1905: ウルリッヒ・サルコウ | 1906: ギルバート・フックス | 1907-1911: ウルリッヒ・サルコウ | 1912-1913: フリッツ・カチラー | 1914: ゴスタ・サンダール | 1922: ギリス・グレイフストレーム | 1923: フリッツ・カチラー | 1924: ギリス・グレイフストレーム | 1925-1928: ウィリー・ボエケル | 1929: ギリス・グレイフストレーム | 1930-1936: カール・シェーファー | 1937-1938: フェリックス・カスパール | 1939: ヘンリー・グラハム・シャープ | 1947: ハンス・ゲルシュヴィラー | 1948-1952: ディック・バトン | 1953-1956: ヘイス・アラン・ジェンキンス | 1957-1959: デヴィッド・ジェンキンス | 1960: アラン・ジレッティ | 1962: ドナルド・ジャクソン | 1963: ドナルド・マクファーソン | 1964: マンフレート・シュネルドルファー | 1965: アラン・カルマ | 1966-1968: エメリッヒ・ダンツァー | 1969-1970: ティム・ウッド | 1971-1973: オンドレイ・ネペラ | 1974: ジャン・ホフマン | 1975: セルゲイ・ヴォルコフ | 1976: ジョン・カリー | 1977: ウラジミル・コバリョフ | 1978: チャールズ・ティックナー | 1979: ウラジミル・コバリョフ | 1980: ジャン・ホフマン | 1981-1984: スコット・ハミルトン | 1985: アレクサンダー・ファデーエフ | 1986: ブライアン・ボイタノ | 1987: ブライアン・オーサー | 1988: ブライアン・ボイタノ | 1989-1991: カート・ブラウニング | 1992: ヴィクトール・ペトレンコ | 1993: カート・ブラウニング | 1994-1995: エルビス・ストイコ | 1996: トッド・エルドリッジ | 1997: エルビス・ストイコ | 1998-2000: アレクセイ・ヤグディン | 2001: エフゲニー・プルシェンコ | 2002: アレクセイ・ヤグディン | 2003-2004: エフゲニー・プルシェンコ | 2005-2006: ステファン・ランビエール | 2007: ブライアン・ジュベール |