ブラックジョーク
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ブラックジョーク(black joke)とは、ジョークの面白さを残しつつネガティブ、グロなどの要素をとり入れたジョークの事。シック・ジョークも、この分野に入る。
一般的にあからさまに話題に出すのはタブーとされる、死・病気・障害・性行為・近親相姦・人肉食などをネタにしたものを指すことが多く、聞き手に不快感を与えたり差別的と言う批判を受けかねないため、公的な場では避けられるのが普通。
[編集] 有名なブラックジョーク
- 「もしもし警察ですか!?家に帰ったら妻が倒れているんです!ああ神様!私はどうしたらいいのでしょう?!」
「落ち着いて。まず奥さんの生死を確認してください。」
「(銃声)…死んでいます。で、次は?」
(アメリカで非常にポピュラーなブラックジョークの一つ。妻殺しをネタにしている。)
- 「お母さん。見て、手袋が落ちているよ。」
「あら本当。中身もあるわね。」
(日本のごく短いブラックジョーク。人体切断をネタにしている。)
- 「お父さん。ただいま!」
「なんて格好だ!けんかでもしてきたのか?酷い格好じゃないか、服を全部買い直さないといけない!」
「たいしたこと無いよ、お父さん。あいつを見てみなよ。あの有様じゃ、向こうの父さんは息子を買いなおさないといけないよ。」
(旧ソ連のブラックジョーク。子供による殺人(おそらく未遂)をネタにしたもの)