ブレイン・マシン・インタフェース
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ブレイン・マシン・インタフェース(Brain-machine Interface : BMI)とは、脳の神経活動を入力信号としてケーブル等を介してコンピュータに入力するインタフェースである。ブレイン・コンピュータ・インタフェース(Brain-computer Interface : BCI)とも。
頭部に電極を接続する非侵襲式と、頭部を切開して電極を埋め込む侵襲式がある。 侵襲式には、脳に直接電極を埋め込む方法と、硬膜下など比較的安全な場所に電極を設置する方法がある。 後者は、部分的侵襲式と呼ばれる。 非侵襲式では、骨などの影響で脳波が変化してしまうが、部分的侵襲式はこの問題を回避することができる。
コンピュータ画面上のマウスポインタの操作、文字入力、ロボット・車椅子の操作などが実現されている。
ニューヨーク州立大学のジョン・シェーピン教授によるマウスでの実験では、脳の快感を感じる場所に刺激を送って手なづければ、ほぼ自在に進行方向を命令することができるなどの、顕著な例も見られる。