プラスチック磁石
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プラスチック磁石は、エメラルディンベースポリアニリン (PANi) と電子受容体であるテトラシアノキノジメタン (TCNQ) を合成してできる重合体である磁気ポリマー (PANiCQN) から作られた非金属の磁石である。2004年にイギリスのダラム大学の研究者によって発明された。
PANiは空気中で安定した導電性高分子であり、アクセプタ分子としてTCNQを形成するラジカルに合成されると、金属磁石と非常に良く似た性質を示す。磁気特性は電荷移動錯体に結合した窒素から生まれる。
またこの他にも、様々な種類の磁石を粉末にして混ぜ合わせ、ゴムなどと一緒に練ったボンド磁石をプラスチック磁石と呼ぶことがある。
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