ヘラサギ
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ヘラサギ | ||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||
Platalea leucorodia | ||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||
Common Spoonbill |
ヘラサギ(箆鷺:学名Platalea leucorodia)とは、コウノトリ目トキ科に分類される鳥類の一種。
目次 |
[編集] 形態
体長は85㎝ほどで、シラサギ類に似ているが、ダイサギよりも首が短く胴が太いため頑丈に見える。全身の羽毛が白いが、夏羽では首が黄色くなり、後頭部に黄色の冠羽があらわれる。くちばしの先と顔の裸出部分は黄色っぽい。雌雄同色だが、雄の方がやや大きい。
サギの仲間によく似ているが、トキ科に分類されている。サギの仲間は立つときに胸を反らせ、飛ぶときに首をS字型に縮めるが、ヘラサギは立つときにやや前のめりで、飛ぶときには首をのばして飛ぶ。
[編集] 生態
この鳥の特徴は大きくてスプーンのようになったくちばしで、これが名前の由来にもなっている。干潟や水田、湿地などでくちばしを水につけて左右に振り、くちばしに触れた魚、カエル、カニなどを捕食する。
[編集] 分布
分布地はユーラシア大陸とアフリカ大陸に点在しているが、日本では毎年数は少ないが、鹿児島県出水のツル渡来地では冬鳥として渡来する。それ以外の地域では迷鳥として出現する。
なお近縁種としてクロツラヘラサギがいる。
[編集] Sibley分類体系上の位置
[編集] Status
- 情報不足(DD)(環境省レッドリスト)