ペドロ3世 (ポルトガル王)
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ペドロ3世(ポルトガル語:Pedro III, 1717年7月5日 - 1786年5月25日)は、ポルトガル女王マリア1世(敬虔王)の王配で、共同統治王(在位:1777年 - 1786年)。全名はPedro Clemente Francisco José António de Bragança。ジョアン5世(寛大王)とその王妃であった神聖ローマ皇帝レオポルト1世の皇女マリア・アナの息子で、先王ジョゼ1世の弟。
1760年、ペドロは王太子であった姪のマリアと結婚した。そして1777年にマリアが即位すると、その王配として共同統治王になった。マリア1世との間にジョゼ(王太子であったが即位前に死去)、ジョアン(夭逝)、マリア・クレメンティナ(夭逝)、マリア・イサベル、ジョアン(後のジョアン6世)、マリア・ヴィクトリア(スペイン王子ガブリエル妃)をもうけた。
ペドロ3世は政治に興味を持たず、専ら狩りや宗教的儀式に時間を費やした。