ホンダ・ディオ
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ディオ(Dio)とは、1988年1月に本田技研工業より発売された、主に若者層を対象としたスクータータイプのオートバイである。
[編集] Dio
Dioは主に5世代に分類され、初代~3代目のモデルには2ストロークエンジンが採用され、4世代目よりジョルノクレアから採用された水冷4ストロークエンジンへと変更された。その後、廉価版という位置づけで、同じく廉価スクーターであったトゥディのエンジンを採用したモデルも誕生した。
発売開始からの2ストローク世代の車両には、正式車名として「SK50」という名称が存在する。それぞれの世代ごとの愛称を含めた名称、及び形式番号は以下の通りである。
[編集] 各世代ごとの型式番号、および車体番号
- 初代:ディオ/SK50 [A-AF18/A-AF25]
- 2代目:スーパーディオ/SK50 [A-AF27/A-AF28]
- 3代目:ライブディオ/SK50 [A-AF34 / A-AF35]
- 4代目:スマートディオ [BA-AF56 / BA-AF57 / BA-AF63]
- 5代目:ディオ [BA-AF62]
初代~3代目にはディスクブレーキを装備したSR、2代目~3代目にはディスクブレーキに加えリアスポイラーが装備され馬力がアップされたZX(4代目ではZ4)というスポーツグレードがラインナップされた。Z4にはホンダのスクーターでは初となるPGM-FIが搭載された。
3代目モデルのライブディオZXは特に人気が高く改造、ドレスアップパーツが豊富だが盗難被害が多い。スクーターが4ストロークが主流になった現在は中古車の相場が高くなってきている。