ホンダ・CT110
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ホンダ・CT110 (ホンダ・シーティー110) は、本田技研工業がかつて生産・販売していた小型自動二輪車。
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[編集] 概要
1981年10月2日に発売開始。ブロックタイヤ、エンジンガード、大型のリアキャリア、アップマフラー、前輪にテレスコピックサスペンションなどを装備し、ツーリングから市街地走行まで、幅広い用途に使える、レジャーバイクとしてデビューする。
搭載されるエンジンは、7.6psを発揮するスーパーカブ系で最大排気量を誇る水平エンジン。105cc空冷OHC4サイクル単気筒。自動遠心クラッチ付4速トランスミッション。
販売当時のメーカー希望小売価格は159,000円。当時はレプリカブーム全盛期であり、ヒットせずに1983年に国内販売を終了した。現在、一部のファンには人気が有り、オーストラリアなどからの逆輸入車として購入する事が可能である。
[編集] CT系派生車種
- CT200 1964年5月発売
- CT50 1968年8月発売
- CT90 1970年1月発売
- CT90 1974年10月発売
- CT185 1982年2月発売
- CT200 1984年3月発売
- CT70 1990年10月発売
[編集] トレッキングバイク兄弟車種
- シルクロード1981年3月14日発売
- イーハトーブ1981年4月23日発売
[編集] 輸出向けバイクとして
日本以外に
- また、それぞれ、多少の違いが有り、デカールや、排気ガス規制による触媒装置、前キャリアの有無、サブガソリンタンクの有無、チェーンガード、センタースタンド、スピードメーター、12Vと6V電装などがある。
- エンジンに関しては、CDI点火方式とマグネット点火方式や、副変速機の有無などがある。
- 1981年までのボディーカラーは「タヒチアンレッド」であるが、それ以降のボディーカラーは、「モンツァレッド」となっている。その他にも使われる職種により、専用色があった。
- オーストラリアでは、郵便局がCT110を使用している事で有名であり、「Postie Bike」の愛称で呼ばれている。
[編集] その他
- カンボジアでは、CT110が地雷除去作業員用のバイクとして活躍していた。