ホーリーブル
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性別 | 牡 |
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毛色 | 芦毛 |
品種 | サラブレッド |
生誕 | 1991年 |
死没 | (現役種牡馬) |
父 | グレートアバブ |
母 | シャロンブラウン |
生産 | ペリカン・ステイブル |
生国 | アメリカ合衆国 |
馬主 | ウォーレン・A.クロル・ジュニア(米) |
調教師 | ウォーレン・A.クロル・ジュニア(米) |
競走成績 | 16戦13勝 |
獲得賞金 | 2,481,780ドル |
ホーリーブル(Holy Bull、1991年 - )はアメリカの競走馬。父グレートアバブは63戦13勝とタフに走り続けたが勝ち鞍はGIIIまでのマイナー種牡馬。母シャロンブラウンも血統、成績ともに目立つところはない。血統だけを見ればホーリーブルは2流以外の何物でもない馬であった。だが、ホーリーブルの競走成績・種牡馬成績は間違いなく1流馬のそれである。馬名はアメリカンスラングの「Holy Cow!」(こんちくしょう!)が語源。ただし、Cowだと雌牛になってしまうので雄牛(Bull)となっている。
目次 |
[編集] 戦績
1993年8月のデビュー戦を勝利するとこの年4戦4勝。GIフューチュリティステークスではこの年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬に輝くデヒアを下し優勝を飾った。
1994年は1月のGIIハッチスンステークスから始動し優勝。次走GIIファウンテンオブユースステークスで敗れ連勝は5でストップするが、GIフロリダダービー、GIIブルーグラスステークスを連勝。大本命としてケンタッキーダービーへと駒を進める。だがここでスタートに失敗し得意の逃げを打てずに12着と大敗を喫してしまう。ここでクラシック戦線から外れGIメトロポリタンハンデキャップに出走し復活の優勝を飾ると、9月のウッドワードステークスまでGI4つを含む怒涛の5連勝。この年10戦8勝、GI5勝という文句のない成績でエクリプス賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬のタイトルを獲得した。
1995年は初戦の準重賞を快勝して臨んだGIドンハンデキャップで故障を発生し競走中止、同レースを最後に引退する事が決まった。引退後はジョナベル・ファームで種牡馬となった。
[編集] 年度別競走成績
1993年(4戦4勝)
- フューチュリティステークス(GI)
1994年(10戦8勝)
- フロリダダービー(GI)、メトロポリタンハンデキャップ(GI)、ハスケル招待ハンデキャップ(GI)、トラヴァーズステークス(GI)、ウッドワードステークス(GI)、ハッチスンステークス(GII)、ブルーグラスステークス(GII)、ドワイヤーステークス(GII)
1995年(2戦1勝)
[編集] 引退後
2001年に競馬の名誉の殿堂入りし、自身の名を冠したホーリーブルステークス(米GIII)が設立された。
[編集] 種牡馬
種牡馬としても活躍しており、自身が敗れたケンタッキーダービーを制したジャコモ、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルを制したマッチョウノなどを輩出している。
[編集] 主な産駒
- ジャコモ(ケンタッキーダービー)
- マッチョウノ(グレイブリーダーズカップステークス、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル)
- コンフェッショナル(フリゼットステークス)
- ポハヴ(トリプルベンドブリーダーズカップ招待ハンデキャップ)
- ビショップコートヒル(カーターハンデキャップ)
[編集] 血統表
ホーリーブルの血統 (ヒムヤー系/Mahmoud 4×5=9.38%) | |||
父
Great Above 1972 黒鹿毛 |
Minnesota Mac 1964 鹿毛 |
Rough'n Tumble | Free for All |
Roused | |||
Cow Girl | Mustang | ||
Ate | |||
Ta Wee 1966 黒鹿毛 |
Intentionally | Intent | |
My Recipe | |||
Aspidistra | Better Self | ||
Tilly Rose | |||
母
Sharon Brown 1980 芦毛 |
Al Hattab 1966 芦毛 |
The Axe | Mahmoud |
Blackball | |||
Abyssinia | Abernant | ||
Serengeti | |||
Agathea's Dawn 1970 芦毛 |
Grey Dawn | Herbager | |
Polamia | |||
Agathea | I Will | ||
Alxanth F-No.16-a |