ポン付けタービン
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ポン付けタービン社外のターボチャージャーで既存のターボチャージャーと交換ですぐに付けれるターボチャージャーのこと。
[編集] 概要
ノーマルよりはサイズは大きい、しかしエンジン腰下(シリンダーブロック、ピストン、コンロッド、クランクシャフト)に手を入れずに装着できるサイズのタービンの事を指す。
ほとんどの物がノーマル状態のインレットやエキゾーストマニホールドに装着できたり、アタプターを噛ませることにより、社外品のエキマニに交換せずに装着できるという特性も持っている。
現在該当するのはHKSのGT-SS、GT-RSやTRUSTのTZシリーズなどが上げられる。
[編集] ポジション
HKSのGT25シリーズがその手軽さからシルビアユーザーに大ヒット、それに追随し各社も各車用のポン付けキットを生み出すに至った。その過程にはタービンキット以外にほとんど追加コストがかからないという手軽さもあるが、街乗り兼用車でもストレスにならない程低速トルクが低下しないという特性もあった。
そのまま技術革新が進んでいった結果として「低速トルクの若干の低下と中間域で盛り上がるパワー」ではなく「低回転からノーマルを上回り、高回転域でも落ち込まない」という特性を持つまでに至った。そのため街乗りが苦しくなるビッグシングルターボの顧客を喰ってしまったとも言える。またこの特性を得た事により、ブーストアップよりこちらの装着を推奨するチューナーも現れている。