マーケットスピード
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マーケットスピードは、楽天証券が提供する、Microsoft Windowsで動作するアプリケーション型リアルタイムトレーディングツールである。
インターネットブラウザ上で動くWebアプリケーションではなく、ユーザー環境上で動作するネイティブアプリケーションであり、安定度と実行速度が優れているとされる。ただユーザーの使用するPCの高性能化やインターネット接続回線の高速化の進行等によって、 Java や Flashなどをも利用して作成された Web アプリケーションの処理が向上した現在では、この差は徐々に埋まってきている。
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[編集] 特徴
- クライアントPC上で実行されるネイティブアプリケーション(Webアプリケーションではない)である。
- 年に数回バージョンアップが行われる。
- 任意のウインドウから随時、執行注文できる。
- 板情報から1クリックで注文が出せる板注文機能と逆指値注文が出せる機能と豊富なテクニカルチャートを備えている。
- テクニカルチャートは、チューニング不可能であるため、現在では、他社と比較して最先端の機能であるとは言い難い。
- ユーザーインターフェースの設計が貧弱で、操作に支障をきたすとの意見を持つ利用者もいる。
- 連動機能に対応していない。
- システム障害が多く、安定した取引が行えない場合がある。
[編集] システム障害
マーケットスピードを使用したトレードシステムが2005年8月29日に長時間のシステム停止を含むシステム障害を発生させたため、金融庁はこれを運用している楽天証券について、報告書を提出するように命じた。
同社は、「システムの増強、コールセンターのオペレーターの増員等の再発防止策等を計画的・段階的に実施するとともに、当該システム増強策等が完了しシステムが安定的に稼動するまでの間の障害発生を防止する観点から、キャパシティ管理など運用管理を徹底する旨の報告書」を9月26日付で金融庁に提出した。しかし、2005年10月24日にも同様の原因による障害を発生させるなどした。
2005年11月16日に金融庁から下された行政処分[1]では、法令違反行為として「証券業に係る電子情報処理組織の管理が十分でないと認められる状況」があると指摘されている。
[編集] 利用料
2007年1月現在、3ヶ月15750円であるが、無料利用条件を満たせば無料で利用できる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ^ 楽天証券株式会社に対する行政処分について (金融庁)