ミニ・ランプ
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ミニ・ランプはハーフパイプの1種。180cmよりも小さい大きなことが多い。ヴァート・ランプではこのサイズのランプは、ミニ・ランプと呼ばれることが一般的である。高さ60cmに満たないものもある。ミニ・ランプはジャンプ系の技よりもリップ系の技に使われる。リップ系の技を決めドロップ・インを行うとき、ライダーにそれほど大きな恐怖感を与えないため、リップ系の技の練習に適している。公共のスケートパークにはミニ・ランプが造られることが多いが、それは初心者・上級者の両方が活用できるからである。これにエクステンション(高台)、ヒップ(ミニ・ランプに飛び移ることが可能な90度のランプ)を加えたり、2つのミニ・ランプを結合したスパイン・ミニ・ランプを増設したりすれば、それはより多目的な施設となる。ミニ・ランプはヴァート競技のスケーターとストリート競技のスケーターの出会いの場となっている。ミニ・ランプは持ち運びが容易であり、多くの室内競技場に適していることから好んで造られている。ベニヤを使うのが好まれている反面、スケートライトやメゾナイトで覆われたミニ・ランプが多い。