ヤマハFG
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FGはヤマハ (YAMAHA) が製造するアコースティックギターである。
[編集] 概要
ヤマハのFGは日本の楽器メーカーの量産アコースティックギターの中では最も歴史が古いものである。FGという名称は「Folk Guitar」の略と思われる。独特の音色、オリジナルのボディやヘッドの形状が特徴。1966年に最初のモデルFG-180とFG-150が「国産フォークギター第1号」として発売されて以来マイナーチェンジを繰り返しながらも製造を続けている。
ボディ内のラベルの色により通称赤ラベル、緑ラベル、黒ラベル、オレンジラベル、ベージュラベル等に区別される。FG-180等に代表される初期の赤ラベルのギターは低価格ながら丁寧な作り、ラッカー塗装、鳴りの良さなどから銘器と呼ばれる。初期FGは近年評価が高まってきておりインターネットオークションなどで定価の数倍の値段で取引されている。
国内ではゆずの岩沢厚治、福山雅治、遠藤賢司、海外ではボブ・ディラン等多くのミュージシャンが愛用している。
現行ラインナップではFG-150の様なフォークタイプのボディシェイプのギターはFSに改称されFGと区別されている。