ユスティヌス1世
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ユスティヌス1世（Justinus I 435年－527年8月1日）は、東ローマ帝国ユスティニアヌス王朝の初代皇帝（在位518年－527年）。
先代の東ローマ皇帝・アナスタシウス1世には嗣子が無く、後継者も指名せずに518年、88歳で死去した。このため、元老院は協議の末、83歳のユスティヌス1世を新たな皇帝として選出したのである。
ユスティヌス1世の時代、帝国はアンティオキアの大地震などの災害にみまわれ、対外においてはササン朝ペルシア帝国の侵攻に遭うなど、その治世は多難を極めた。
貧農出身のユスティヌスは字の読み書きが出来ず、勅令などには"LEGI"（私は読んだ、というラテン語の略）とくりぬかれた板が用意され、それに沿ってペンを側近の手を借りて動かして署名していたという。このような皇帝であったため甥のユスティニアヌスが実権を行使した。また、先帝時代に悪化したカトリック教会との関係修復に尽力した。
ユスティヌス1世の死後、皇位はユスティニアヌスが継承した。
| 東ローマ帝国ユスティニアヌス王朝 | ||
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