ライジング斬 ザ・サムライガンマン
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ライジング斬 ザ・サムライガンマン(RISING ZAN THE SAMURAI GUNMAN)は、ウェップ・システム製のプレイステーション用アクションゲームである。
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[編集] 概要
銃と剣を同時に使ったゲームで有名なのは、PS2のデビルメイクライシリーズだが、ライジング斬の方が不幸にも時代を先取りしていた。このゲームは修行先で手に入れた日本刀と自分で改造したハンドライフルを使ったアクションゲームで、「ヘリコプターのように日本刀を振り回すとジャンプの飛距離が伸びる」などの不条理なアクションが評判となった。
影山ヒロノブが歌うオープニングは熱くて、そして笑える。ゲームソフトの帯に『やっちゃった』と書かれていることからも、真性バカゲーである事は否めない。
[編集] 世界観
時代はゴールドラッシュ時代のアメリカ。金脈を求め日本から悪の秘密結社『邪火龍(ジャッカル)』が現れ、金脈を占領した。保安官ジョニーも崖から落とされ、重症を負ったが、九死に一生を得る。
ジョニーは日本へ渡り、剣豪である老師の元で修行。自らの名前を『斬』と改め、『生涯無敵流』を開眼、単身アメリカへ戻る。
かつての故郷は邪火龍に制圧され、人々は恐怖に震えていた。ジョニー改め斬は、気合を込めると伸びる日本刀と、改造したハンドライフルで、一人立ち向かうのであった。
戦え!スーパーウルトラセクシィヒーロー・・・その名は斬!
[編集] 解説
英語はまともだが、日本語がやる気の無い単語の羅列で馬鹿馬鹿しいのが印象的である。
例えば力士が喋る時には「良くここまでやってきたな、XX(ピー)野郎!」と言う字幕に対し、「ちゃんこちゃんこちゃんちゃんこ ちゃんこ(ぴー)ちゃんこ!」と、台詞(音)は日本語になっていないのである。
これは、「主人公がアメリカ人であるため、日本語を聞いてもそれを言葉として正しく認識できていない。その感覚をプレイヤーにも味わわせる意図があるのではないか」、との推測がある。日本帰りである事を考えると、果たして主人公が日本語を理解できていないかどうかは不明(老師が英語を話せるなら修行中も英語だけで事足りる)だか、あえてこうする事で、バカっぽさを演出する結果となった。
また、男らしさを試される『漢(おとこ)イベント』ではすべてのボタン(なんとLRボタンまでもが!)を連打しなければならなくなり気合が要求される。また、野球のように敵の撃った弾を刀ではじき返すシーンがあったり、不条理さはピカ一である。
[編集] トドメ
敵のボスキャラにある一定のダメージを与えると、トドメのシーンが入る。
時間制限内で、どれだけ連打を決めるか、そしてクリアに消費した時間などで男らしさを評価される。